プロンプト・アクション (<prompt> エレメント)
プロンプト・アクションは、ユーザーによる直接のキーボード入力を 3270 また は 5250 アプリケーションに送るか、変数に格納するための強力な機能を 備えています。
このアクションを指定するには、VME を使用する (「プロンプト」アクションを参照) 方法と、 AME を使用する (「プロンプト」アクションを参照) 方法があります。
プロンプト・アクションは、ホスト端末の前面にプロンプト・ウィンドウを表示します。このウィンドウには、メッセージ、入力フィールド、および 3 つのボタン (「OK」、「キャンセル」、「ヘルプ」) があります。ユーザーが入力フィールドにテキストを入力して「OK」をクリックすると、プロンプト・アクションはその入力データを使用して、次のどちらかまたは両方を行います。
- プロンプト・アクションは、ホスト端末の入力フィールドに入力データを入力する。
- プロンプト・アクションは、入力データをストリングとして解釈し、 入力データを変数に格納する。
このアクションの代表的な用途は (ただしこの用途だけではありません)、 ユーザーによるパスワードの入力を可能にすることです。マクロがホストにログオンしたり、アクセスにパスワードを必要とする アプリケーションを開始したりしなければならないシナリオはよくあります。パスワードは機密データであり、また通常はときどき変更されるため、 パスワードを即時値としてマクロにコーディングすることは適切でない ことがよくあります。
プロンプト・アクションを使用して、ユーザーにパスワードの入力を促し、 入力フィールドにパスワードを入力するようにユーザーに指示するメッセージを 表示できます。ユーザーが「OK」をクリックすると、ホスト端末上の指定の行と列の位置に、マクロ・ランタイムによって入力データが入力されます。入力シーケンスには、[enter] などのアクション・キーを含めることができるため、ユーザーが MyPassword[enter] と入力した場合、マクロ・ランタイムはパスワードをパスワード・フィールドに入力できるだけでなく、ログオンまたはアクセスのアクションを完了するキーを入力することもできます。(また、プロンプト・アクションの直後の入力アクションに アクション・キーを組み入れることもできます)
注: プロンプトのデフォルト値は、暗号化されずにマクロ・ファイルに保管されます。デフォルト値は、マクロ・エディターでプロンプトを編集するときにはプレーン・テキストで表示されます。したがって、プロンプトを使用してパスワードを指定することは適切ですが、セキュリティー上の理由から、パスワードのデフォルト値は指定しないでください。
詳しくは、<prompt> エレメントを参照してください。