応答が必要

「応答が必要 (Require Response)」リスト・ボックスを true (デフォルトは false) に設定すると、以下のようになります。
  • マクロ・ランタイムはテキスト・ストリング (required) を入力フィールドの右側に表示し、その入力フィールドに入力が必要であることをエンド・ユーザーに示します。
  • マクロ・ランタイムは、プロンプト・ウィンドウの入力フィールドにテキストが入力されるまで、そのプロンプト・ウィンドウの「OK」ボタンを使用不可にします。
    • デフォルトの応答を指定してあるか、テキストを入力フィールドに入力していると、入力フィールドにはテキストが入っています。
    • 「OK」が使用可能になると、エンド・ユーザーは通常どおり「OK」または「キャンセル」をクリックできるようになります。
      • 「OK」をクリックすると、マクロはプロンプト・アクションを処理し、そのマクロの処理が続行されます。
      • 「キャンセル」をクリックすると、マクロ再生は終了します。
    • 「OK」が使用可能にならなくても、「キャンセル」はクリックできます。
      • 「キャンセル」をクリックすると、マクロ再生は終了します。
したがって、「応答の要求」を true に設定すると、先に進む前に応答が必要であることをエンド・ユーザーに気付かせ (入力フィールドの右に「(required)」を表示する)、「OK」をクリックする前に入力フィールドにテキストを入力するようエンド・ユーザーに要求できます (入力フィールドにテキストが入力されるまで「OK」を使用不可にする)。ただし、プロンプト・アクションにデフォルトの応答が含まれる場合は、「OK」が使用可能になり、デフォルトの応答が入力フィールドに表示されます。
「応答が必要」リスト・ボックスで false を選択すると、以下のようになります。
  • マクロ・ランタイムは、入力フィールドの右にテキスト・ストリング「(required)」と表示しません。
  • マクロ・ランタイムは、入力フィールドにテキストが入力されているかどうかに関係なく、 プロンプト・ウィンドウが表示されると即座にプロンプト・ウィンドウの「OK」ボタンを使用可能にします。
    • ユーザーは通常どおり「OK」または「キャンセル」をクリックできます。
      • 「OK」をクリックすると、マクロ・ランタイムはプロンプト・アクションを処理し、マクロの処理が続行されます。プロンプト・アクションで入力フィールドがブランクの場合、マクロ・ランタイムは 入力キー・シーケンスをセッション・ウィンドウに送信しません。
      • 「キャンセル」をクリックすると、マクロ再生は終了します。
このように、「応答が必要」を false に設定すると、プロンプトの入力フィールドがブランクであっても「OK」をクリックすることによってマクロの処理を続行できる、という効果があります。

<HAScript> エレメント (または <actions> エレメント) の promptall 属性が true に設定されていて、「応答が必要」が true に設定されているマクロ (またはマクロ画面) にいくつかのプロンプト・アクションがあれば、マクロ再生の開始時 (またはマクロ画面の再生の開始時) に、マクロ・ランタイムがプロンプト入力フィールドのすべてを 1 つのプロンプト・ウィンドウに表示すると、すべての入力フィールドにテキストが入るまで、マクロ・ランタイムはプロンプト・ウィンドウの「OK」ボタンを使用可能にしません (promptall 属性を参照)。

注: プロンプトの値が抽出によって設定されたグローバル変数に基づいていて、 promptall 属性が true に設定されている場合、プロンプトの値が取り出されるまで 抽出アクションは実行されません。このため、プロンプトで使用されるグローバル変数には値がありません。グローバル変数を extracts および prompts とともに使用する場合、promptall 属性を false に 設定する必要があります。HCL ZIETrans で記録されるマクロは、デフォルトで promptall=true になっています。