「プロンプト」アクション

プロンプト・アクションは、ユーザーによる直接のキーボード入力を 3270 また は 5250 アプリケーションに送るか、変数に格納するための強力な機能を 備えています。

Name
プロンプトの名前を指定します。この名前はユーザーに対するプロンプト内に表示されます。そのため、この名前を使用して、プロンプト・フィールドに関係する説明を提供できます。

同じ名前のプロンプトが既に存在する場合は、警告メッセージが表示され、続行すると既存のプロンプトの設定がオーバーライドされることが通知されます。

デフォルト値
プロンプト・フィールド用に使用するデフォルト値を指定します。
パスワード非表示
ユーザーにより入力されるプロンプトの入力を暗号化する場合、このボックスを選択します。
注: プロンプト用に指定したデフォルト値はマクロ・ファイルに暗号化されないで保管されます。デフォルト値は、マクロ・エディターを使用してプロンプトを編集しているときは、暗号化されない状態で表示されます。したがって、プロンプトを使用してパスワードを指定することは適切ですが、セキュリティー上の理由から、パスワードのデフォルト値は指定しないでください。
マクロ変数に値を保存
プロンプト入力を保存するマクロ変数を指定する場合、このボックスを選択します。このオプションはマクロ変数がマクロに使用可能になっている場合のみ、表示されます。「マクロ変数に値を保存」が選択されている場合は、「このフィールドに値を挿入しない」オプションのみが使用可能になります。
変数
プロンプト入力を保存する変数を選択します。ドロップダウン・メニューには、マクロで定義されているすべての変数が取り込まれています。
このフィールドに値を挿入しない
このボックスを選択すると、マクロ・ランタイムは、入力フィールドにプロンプト入力を表示しません。このフィールドは、「マクロ変数に値を保存」ボックスが選択されている場合にのみ、使用可能になります。
値の挿入前にフィールドをクリア
このボックスを選択すると、マクロ・ランタイムは、入力開始前に、入力フィールドの内容をクリアします。
現行カーソル位置に挿入
このボックスを選択すると、マクロ・ランタイムは、ホスト端末の現行カーソル位置にプロンプト入力を挿入します。カーソルの「行」「列」フィールドを自身で設定する場合は、このボックスをクリアします。プロンプト入力を挿入するカーソル行および列を入力します。画面キャプチャーが使用可能な場合は、その上をクリックすることにより、カーソルの行と列を設定できます。「行」フィールドと「列」フィールドに変数名を $var$ の形式で入力することもできます。
ホスト・アクション・キーを変換
このボックスを選択すると (デフォルト値)、マクロ・ランタイムは、アクション・キーのストリング ([enter] など) を、リテラル・ストリングではなく、アクション・キーとして解釈します。
入力の末尾へカーソルを移動
このボックスを選択すると、マクロ・ランタイムはテキスト・カーソルを入力の末尾に移動します。

「ハンドラー」セクションにより、プロンプトを処理する方法の決定が可能になります。以下のいずれかのラジオ・ボタンを選択できます。

ハンドラーを表示
HCL ZIETrans Web プロジェクトの場合、ユーザーに必要な情報の入力を求めるための .jsp ファイルを選択し、ユーザーが情報を送信するためのボタンを組み込むことができます。default.jsp という名前のデフォルトのマクロ・ハンドラーが ZIETrans とともに出荷されます。このファイルを見つけるには、ツールキットZIETrans プロジェクトビューをクリックし、プロジェクト名を展開して、「Web コンテンツ」>「マクロ・イベント・ハンドラー」の順に展開します。独自のハンドラーを作成する場合は、必ず ZIETrans ランタイムに制御を戻してください。
注: 統合オブジェクトでは、選択された .jsp ハンドラーを無視します。代わりに、統合オブジェクト用の入力ページが作成され、値の入力を求めるプロンプトが入力ページ内に配置されます。生成された出力ページでは、統合オブジェクトが実行される前に、入力ページから渡された値を統合オブジェクトにコピーします。
プロンプトをストリングに設定
プロンプトから戻す値がわかっている場合は、そのストリングを「ストリング」フィールドに入力できます。
グローバル変数へのプロンプトの設定
プロンプトの値をグローバル変数により入力する場合は、そのグローバル変数の名前を「名前」フィールドに入力するか、「グローバル変数」フィールドの隣のドロップダウン・メニューを使用して既存の変数を選択します。「拡張」ボタンをクリックすると、変数を共用にするか索引付きにするかを指定できます。索引付き変数の場合は、すべての索引を表示するのか、単一の索引を表示するのかを指定する必要があります。グローバル変数について詳しくは、「グローバル変数との対話」の章を参照してください。
注:

プロンプトの値が抽出によって設定されたグローバル変数に基づいていて、 promptall 属性が true に設定されている場合、プロンプトの値が取り出されるまで 抽出アクションは実行されません。このため、プロンプトで使用されるグローバル変数には値がありません。グローバル変数を extracts および prompts とともに使用する場合、promptall 属性を false に 設定する必要があります。promptall 属性について詳しくは、promptall 属性を参照してください。

統合オブジェクトでは、グローバル変数に直接アクセスしません。代わりに、統合オブジェクト用の入力ページおよび出力ページはグローバル変数の値を取得し、実行前に統合オブジェクトに設定します。統合オブジェクトでアクセスできるのは共用グローバル変数のみです。

プロンプトをユーザー・リストからのプロパティーに設定
プロンプトでユーザー・リストにアクセスするには、ドロップダウン・リストから「ユーザー・プロファイル」を選択します。ユーザー・プロファイルは、「ユーザー・リスト・プロパティー」として、userid またはパスワードを使用するかどうかの決定に関するキーになります。ユーザー・リストについて詳しくは、「ユーザー・リスト」を参照してください。
注: ユーザー・リスト・プロンプトは、接続マクロでのみ使用できます。
Web Express ログオンの使用
Web 高速ログオンを使用するように ZIETrans アプリケーションを設定している場合は、「プロンプト・タイプ」ドロップダウン・リストでプロンプト・タイプをユーザー ID またはパスワードとして入力し、「アプリケーション ID」フィールドにアプリケーション ID を入力します。
注: 「プロンプト・タイプ」には正しい値が事前に入力されている必要があります。

詳しくは、「プロンプト・アクション (<prompt> エレメント)」を参照してください。。