図 1 の例は、トレース・メッセージを HCL ZIETrans ツールキット コンソールに送信する方法を示しています。この例では、以下のアクション・エレメントが使用されています: トレースと変数更新。

ここで示すマクロ・スクリプトのテキストは、本書からシステム・クリップボードにコピーして、システム・クリップボードからソース表示にコピーすることができます (サンプルを参照)。このスクリプトをマクロ・エディターに保存した後、編集できます

この例については、次の点に注意してください。
  • この例は、TRACE という名前の 1 つのマクロ・スクリプト全体で構成されます。
  • <create> エレメントが $strData$ という名前のストリング変数を作成し、オリジナル値 'Original value' に初期化します。
  • 最初のアクションは、トレース・テキストを 'The value is' + $strData$ に設定したトレース・アクションです。
  • 2 番目のアクションは、変数 $strData$ を新しい値 'Updated value に設定する変数更新アクションです。
  • 3 番目のアクションは、最初のトレース・アクションと同じもう 1 つのトレース・アクションです。
図 1. サンプル・コード TRACE
<HAScript name="TRACE" description=" " timeout="60000" pausetime="300"
            promptall="true" author="" creationdate="" supressclearevents="false"
             usevars="true" ignorepauseforenhancedtn="false"
             delayifnotenhancedtn="0">
   <vars>
      <create name="$strData$" type="string" value="'Original value'" />
   </vars>
   <screen name="Screen1" entryscreen="true" exitscreen="false" transient="false">
      <description>
          <oia status="NOTINHIBITED" optional="false" invertmatch="false" />
      </description>
      <actions>
         <trace type="SYSOUT" value="'The value is '+$strData$"  />
         <varupdate name="$strData$" value="'Updated value'" />
         <trace type="SYSOUT" value="'The value is '+$strData$"  />
      </actions>
      <nextscreens timeout="0" >
      </nextscreens>
  </screen>
図 1 のスクリプトを実行すると、マクロ・ランタイムは次のデータを送ります。
The value is +{$strData$ = Original value}
The value is +{$strData$ = Updated value}
上記のトレース出力の中で、$strData$ の値を単に表示する代わりに、デバッグ・アクションが変数の名前とその値の両方を中括弧の中に表示している点に注意してください。