マクロ・スクリプトの概念視点

Host On-Demand マクロ・スクリプトは、最大 3 つの主なタイプのサブエレメントを含むことが可能な、1 つの <HAScript> エレメントから構成されます。
  • 1 つの <import> エレメント (オプション)
  • 1 つの <vars> エレメント (オプション)
  • 1 つ以上の <screen> エレメント
図 1 は、サンプル・マクロ・スクリプトの概念視点を示しています。
図 1. マクロ・スクリプトの概念視点
マクロ・スクリプトの概念視点

図 1 は、以下の主なタイプのサブエレメントのインスタンスが含まれている <HAScript> エレメントを示しています。<import> エレメント (インポート)、<vars> エレメント (変数)、および 3 つの <screen> エレメント (Screen1、Screen2、および Screen3)

すべてのマクロ・スクリプトは、上記のような構造を持っています。ただし、大部分のマクロ・スクリプトには、もっと多くの screen があります。上記のマクロで 50 個の screen がある場合、図 1 の外観はほぼ同じですが、Screen3 の後に、追加の screen が続きます。Screen4、Screen5 から、Screen50 まで。ただし、screen が格納される順序は、必ずしも、マクロの実行時に screen が実行される順序を表しているわけではありません。『マクロ・ランタイムによるマクロ画面の処理方法』を参照してください。

<HAScript> エレメントは、マクロ・スクリプトのマスター・エレメントです。(HAScript は、Host Access Script を意味します。) このエレメントは、マクロ全体を囲み、その開始タグには、マクロ全体に適用できる情報 (例えば、マクロの名前) を含む属性が入っています。<HAScript> エレメントの例については、図 1 を参照してください。

<import> エレメントは、Java™ クラスのインポートに使用されるオプションです。Java クラスのインポートは、上級トピックであり、変数とインポートした Java クラスで説明します

<vars> エレメントは、標準データ・タイプ (boolean、integer、double、string、または field) のいずれかに属する変数を宣言し、初期化するのに使用されます。標準変数の使用は、上級トピックであり、変数とインポートした Java クラスで説明します

<screen> エレメントは、マクロ画面の定義に使用されます。<screen> エレメントは、<HAScript> エレメント内にある最も重要なエレメントです。図 1 で理解できるように、マクロ・スクリプトは、主に <screen> エレメント (例えば、図中の Screen1、Screen2、および Screen3) から構成されます。また、マクロ・スクリプト内のその他の種類の XML エレメントの大部分も、<screen> エレメント内で指定されます。