一時画面

一時マクロ画面は、次の特性を持つアプリケーション画面の処理に使用されます。
  • アプリケーションのフロー中、そのアプリケーション画面の発生が予測できない。複数のポイントで発生する場合もあれば、まったく発生しない場合もあります。
  • そのアプリケーション画面に対して行う必要があるアクションは消去のみ。
このようなアプリケーション画面の一例は、ユーザーが無効なデータを入力したときにアプリケーションが表示するエラー画面です。このエラー画面が表示される回数は予測不能 (ユーザーが無効なデータを入力したとき) であり、マクロ開発者としてこのエラー画面に対して行う必要があるアクションは、エラー画面を消去してマクロを元どおり実行することだけです。

マクロ・ランタイムがマクロの再生を準備する際に、マクロ・ランタイムが入り口画面の名前を有効な次画面のランタイム・リストに追加する時点で、 マクロ・ランタイムは一時画面として指定されたすべてのマクロ画面 (あれば) もリストの最後に追加します。

一時画面は、入り口画面としてのマークが付けられていない入り口画面と見なされます。一時画面をエントリー画面として選択すると、そのアクションが実行され、続いてマクロがすべてのエントリー画面とすべての一時画面を検査して、一致する次の画面を決定します。

これらの一時画面のリストは、マクロの再生全体を通して、有効な次画面のランタイム・リストに残ります。マクロ・ランタイムが新しい候補マクロ画面の名前を (現行マクロ画面の <nextscreens> エレメントから) リストに追加するとき、マクロ・ランタイムはこれらの新しい候補名を一時画面の名前の前に追加するので、一時画面の名前は必ずリストの最後にあります。

マクロ・ランタイムが画面認識を実行するとき、リストにあるすべての名前のマクロ画面を通常の方法で評価します。リストに名前がある候補マクロ画面から、アプリケーション画面との一致をマクロ・ランタイムが検出できない場合、マクロ・ランタイムはリストを順に進めて、アプリケーション画面のリストに指定された一時マクロ画面のどれかとの一致を検索します。

現行アプリケーション画面といずれかの一時マクロ画面との一致を検出した場合、マクロ・ランタイムはリストから名前を除去しません。代わりに、マクロ・ランタイムは一時マクロ画面のアクション (予期しないアプリケーション画面を消去する) を実行し、予期しないアプリケーション画面が発生したときに行っていた画面認識処理に戻ります。