双方向プロジェクト用統合オブジェクト・テンプレートの選択
双方向コード・ページを使用する ZIETrans プロジェクト用の追加機能として、2 つのテンプレートが提供されています。次の 2 つのテンプレートです。
- HPubTemplateHODBeanBIDI.Default
- HPubTemplateHODBeanBIDI.Customize
双方向コード・ページを使用する ZIETrans プロジェクトを作成する場合、統合オブジェクトを作成する際に、HPubTemplateHODBeanBIDI.Default がデフォルトで使用されます。統合オブジェクトにカスタマイズを加える場合は、HPubTemplateHODBeanBIDI.Customize を変更して、ZIETrans プリファレンスのページで選択し、統合オブジェクトの作成に使用してください。
これらのテンプレートで、統合オブジェクトのテキスト出力を再配列するかどうか指定することができます。また、データを論理モードで動作しているアプリケーションから取得し、ビジュアル・モードで動作しているアプリケーションによって表示することができます。従って、挿入と抽出のための双方向の再配列を個別に制御できます。次のプロパティーが使用可能です。
- PromptReordering - プロンプト・アクションから取得したデータを再配列するかどうかを指定
- ExtractReordering - 抽出アクションから取得したデータを再配列するかどうかを指定
- PromptRTLTextOrientation - 論理 RTL 形式 (promptReordering が true の場合) と可視 RTL 形式 (promptReordering が false の場合) のどちらで ZIETrans Web サービスにデータを送信するかを判断します。
- ExtractRTLTextOrientation - 論理 RTL 形式 (promptReordering がtrue の場合) と可視 RTL 形式 (promptReordering が false の場合) のどちらで ZIETrans Web サービスからデータを受信するかを判断します。
- PreventRoundTrip: ExtractReordering が true に設定されている場合、LRM マーカーがデータに挿入されて往復問題を回避し、正確な再配列を行います。ただし、これらのマーカーが存在すると、データの整合性に影響を与える 可能性があります。例えば、このようなマーカーを適切に処理しないシステムにデータを送信する必要がある場合などです。このプロパティーを false に設定すれば、このような問題は起きません。
これらのプロパティーを取得し設定するために、次のメソッドが用意されています。
public String getPromptReordering();
public String getExtractReordering();
public String getPreventRoundTrip();
public void setPromptReordering(String value);
public void setExtractReordering(String value);
public void setPreventRoundTrip(String value);
- public void setPromptRTLTextOrientation(String v)
- プロンプト・アクションから取得されたデータを RTL 方向で表示する (true) か表示しない (false) かを設定する。ここで、パラメーター v は true または false のいずれかです。
プロンプト・アクションからのデータに RTL 方向がある場合は、パラメーター v を true に設定する。
- プロンプト・アクションから取得されたデータを RTL 方向で表示する (true) か表示しない (false) かを設定する。ここで、パラメーター v は true または false のいずれかです。
- public String getPromptRTLTextOrientation()
- プロンプト・アクションから取得されたデータを RTL 方向で表示する (true) か表示しない (false) かを返す。
- public void setExtractRTLTextOrientation(String v)
- 抽出アクションから取得されたデータを RTL 方向で表示する (true) か表示しない (false) かを設定する。ここで、パラメーター v は true または false。
抽出アクションからのデータに RTL 方向がある場合は、パラメーター v を true に設定する。
- 抽出アクションから取得されたデータを RTL 方向で表示する (true) か表示しない (false) かを設定する。ここで、パラメーター v は true または false。
- public String getExtractRTLTextOrientation()
- 抽出アクションから取得されたデータを RTL 方向で表示する (true) か表示しない (false) かを返す
- public void setPreventRoundTrip(String v)
- 再配列を正しく行うため、抽出アクションから取得されたデータに LRM を含める (true) か含めない (false) かを設定する。ここで、パラメーター v は true または false
これらのマーカーの使用を許可するようにパラメーター v を設定する。
- 再配列を正しく行うため、抽出アクションから取得されたデータに LRM を含める (true) か含めない (false) かを設定する。ここで、パラメーター v は true または false
- public String getPreventRoundTrip()
- LRM の使用を許可する (true) か許可しない (false) かを返す。
ここで、value は true または false のどちらかになります。デフォルトでは、これらのプロパティーは false に設定されているため、統合オブジェクトは双方向でないテンプレートで作成されたオブジェクトのように動作します。しかし、ZIETrans Toolkit を使用して、これらのテンプレートで作成された統合オブジェクトを基に、モデル 1 または JSF の Web ページ (つまりボトムアップの Web サービス向け) を作成する場合、これらの値は Studio の GUI で選択したオプションに従って true に設定されます。