概要
Z and I Emulator for Transformation (ZIETrans) Toolkit は、文字ベースの 3270 または 5250 ホスト・アプリケーションのための使いやすいグラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) を備えた リッチ・クライアント・プラットフォーム (RCP) ZIETrans アプリケーションを作成およびカスタマイズするための多くのツールを提供します。ZIETrans リッチ・クライアント・アプリケーションを、Eclipse リッチ・クライアント・プラットフォーム (RCP) の実装 で実行されるように開発して、エンド・ユーザーのデスクトップ向けのネイティブ・クライアント・アプリケーションを実現することができます。ZIETrans を使用すると、文字ベースの 3270、5250、または VT アプリケーションに含まれているロジックから、サービス指向アーキテクチャー (SOA) アセットを作成することもできます。
ZIETrans リッチ・クライアント・アプリケーションは Eclipse プラグインとしてデプロイされる Java™ プログラムであるため、独自の ZIETrans リッチ・クライアント・アプリケーションを作成するには、以下のトピックに関する知識が必要になります。
- Java プログラミング
- Eclipse プラグインの開発
- Standard Widgets Toolkit (SWT) (Eclipse で使用するグラフィカル・ユーザー・インターフェース・ツールキット)。
- Java チュートリアル
- Eclipse の資料
ZIETrans Toolkit および Eclipse のウィザードおよびエディターを使用しても追加できない機能が、ZIETrans アプリケーションで必要になることがあります。 この「」「リッチ・クライアント・プラットフォーム・プログラマーズ・ガイド」では、追加のプログラミングを行うことにより、ご使用の ZIETrans アプリケーションを拡張する方法をいくつか説明します。また、次のような ZIETrans の基本的な概念を読者が十分理解していることが前提になっています。
- ZIETrans によるホスト画面の処理方法
- コンポーネントおよびウィジェットを使用して変換を作成する
- イベントとアクション
- グローバル変数の使用
- マクロの記録
これらのトピックについて十分理解されていない場合は、「ZIETrans ユーザーと管理者のガイド」の説明を参照すると、本書で説明されている情報を有効に利用するための基本的な知識を得ることができます。また、Eclipse を使用して、リッチ・クライアント アプリケーションを作成する方法についての知識も必要です。
この「」「リッチ・クライアント・プラットフォーム・プログラマーズ・ガイド」では、ご使用の ZIETrans アプリケーションをプログラミングによって拡張する方法を説明します。以下を行うことができます。
- ZIETrans が提供するワークベンチ・クラスを拡張して、アプリケーションが実行されるワークベンチ・ウィンドウをカスタマイズする。
- プラグイン・プロジェクト内で提供されるビュー・クラスを拡張して、アプリケーションの変換ビューをカスタマイズする。
- ZIETrans セッションとプログラマチックに対話する。例えば、別の Eclipse ビューからコマンドを送信します。
- 既存のホスト・コンポーネントおよびウィジェットを拡張することにより、変換で使用する新しいコンポーネントまたはウィジェットを追加する。詳しくは、を参照してください。
- アプリケーションのパースペクティブをカスタマイズする。
アプリケーションを拡張する際、一部の Java ソース・ファイルを編集する必要が生じる場合があります。Eclipse の資料は、このタスクに役立ちます。