プラグインおよびアプリケーション・クラス
プラグインは、OSGi マニフェスト (MANIFEST.MF) ファイルおよびプラグイン・マニフェスト (plugin.xml) ファイルを使用して Eclipse platform にその構造を記述する、構造化コンポーネントです。ZIETrans リッチ・クライアント・プロジェクトは など、Eclipse 環境で実行するプラグインを生成するために必要な成果物を含む、Eclipse プラグイン・プロジェクトです。プラグイン・プロジェクトは、Eclipse Software Development Kit (SDK) のコンポーネントである、Eclipse プラグイン開発環境 (PDE) を使用して開発します。Rational Software Delivery Platform (SDP) は Eclipse SDK を拡張したもので、ZIETrans は Rational SDP の拡張をさらに進めたものです。。
Eclipse PDE で提供されたツールの 1 つに、プラグインのマニフェスト・エディターがあります。このエディターは、プラグインが実行中の Eclipse 環境に対するプラグインを説明したファイルを修正するために使用されます。プラグインには、通常、次の 2 つのマニフェスト・ファイルがあります: plugin.xml および MANIFEST.MF (プラグインが別のプラグインを拡張したものではない場合、plugin.xml はオプションです)。ワークベンチでどちらかのファイルを開いている場合、同一のエディターが開かれます。ただし、エディターのフィールドは別のファイルと結合されています。plugin.xml は、プラグインがプラットフォームを拡張する方法、プラグインがプラグイン自体を公開する拡張、およびプラグインが機能をインプリメントする方法について記述します。MANIFEST.MF ファイルは、このプラグインが必要な ID、バージョン、ベンダー、および他のプラグインを指定します。
- 概要
- プラグイン ID、バージョンなど、プラグインの基本属性を変更するためのフィールドが含まれています。
- 依存関係
- このプラグインが必要としているプラグインのリストです。他のプラグインで使用可能な機能を使用する場合は、このタブを使用してプラグインに依存関係を追加します。
- 実行時
- このプラグインに応じて、プラグインで使用可能な Java™ パッケージのリストを表示します。
- 拡張
- このプラグインによって拡張される拡張ポイントを表示します。
- 拡張ポイント
- ZIETrans リッチ・クライアント・プラグインによって定義されている拡張ポイントを表示します。デフォルトでは、ZIETrans リッチ・クライアント・プラグインには拡張ポイントは定義されていません。
- ビルド
- エクスポート操作中にこのプラグインが作成されるときに、どのファイルを組み込むかを構成できます。他のファイルをこのプラグインに追加する場合、このリストを変更する必要がある場合があります。 注:
- 非 Java ソース・ファイルをプラグイン・プロジェクトに追加する場合、プラグインの build.properties ファイルを更新する必要があります。build.properties ファイルは、プロジェクトがプラグインとしてエクスポートされたときに、どのファイルが組み込まれるかを制御します (デプロイメントの第一ステップ)。このファイルは、プラグイン・プロジェクトのルートに配置され、プラグインのマニフェスト・エディターを使用して編集できます。
- プラグイン・プロジェクトで新規フォルダーを作成する場合、フォルダーを「ビルド」タブに追加しないかぎり、プラグインをエクスポートしても新規フォルダーは組み込まれません。
- MANIFEST.MF
- プラグイン MANIFEST.MF ファイルのソース・ビューを表示します。このファイルを変更するには、ソースを直接編集するのではなく、「概要」、「依存関係」、および「ランタイム」の各タブを使用する必要があります。
- plugin.xml
- plugin.xml ファイルのソース・ビューを表示します。このファイルを変更するには、「拡張」および「拡張ポイント」タブを使用する必要があります。
- build.properties
- build.properties ファイルを表示します。このファイルを変更するには、「ビルド」タブを使用する必要があります。