アプリケーション・インスタンスのプログラマチックな開始

「アプリケーション」ビューは、Host Access パースペクティブにデフォルトで用意されています。これにより、エンド・ユーザーは、ZIETrans リッチ・クライアント・アプリケーションの新規インスタンスを開始できます。提供されている API によって、ユーザーは、ZIETrans リッチ・クライアント・アプリケーションの新規インスタンスをプログラムで起動できます。これはパースペクティブで「アプリケーション」ビューを表示しないよう選択した場合に役立ちます。しかし、アプリケーションをパースペクティブから起動する方法を用意したり、アプリケーション・インスタンスを別のビューからプログラマチックに起動することが必要な場合もあります。例えば、ZIETrans アプリケーションで 1 つのホスト・システムからデータを収集し、別の ZIETrans アプリケーションの新規インスタンスを起動し、データをその新規インスタンスに渡す場合があります。

新規のアプリケーション・インスタンスにパラメーターを渡すために、ユーザーは API によって接続パラメーターを指定変更し、グローバル変数値を初期化できます。ボタンをクリックして ZIETrans リッチ・クライアント・アプリケーション・インスタンスを起動するには、以下を行います。
  1. SWT ボタンを Window Builder パレットから親コンポジットまたは変換に追加します。標準の SWT プログラミングを使用して、ボタンと widgetSelected() コードを追加することもできます。詳しくは、変換の編集を参照してください。
  2. ボタンを右クリックし、「イベント」>「widgetSelected」を選択します。
  3. widgetSelected(SelectionEvent) メソッドのサンプル・プレースホルダー・コードを以下のコードに置き換えます。
String applicationId = "myApplication";

Properties initParams = new Properties();
initParams.setProperty(com.ibm.eNetwork.beans.HOD.Session.HOST, "129.12.11.2");
initParams.setProperty(com.ibm.eNetwork.beans.HOD.Session.PORT, "623");
initParams.setProperty("hatsgv_userName", "some user");
initParams.setProperty("hatsgv_password", "xxxxx");
initParams.setProperty("hatssharedgv_someVariable", "zzzzz");

ViewInitInfo viewInitInfo = new ViewInitInfo(true, initParams);
RcpUiUtils.launchView(PlatformUI.getWorkbench().getActiveWorkbenchWindow().
                                  getActivePage(), applicationId, viewInitInfo);
注: 接続パラメーターを指定変更できるようにするために、プロジェクトの「プロジェクト設定」で、接続パラメーターの指定変更を使用可能にする必要があります (また、グローバル変数を指定変更できるようにするために、グローバル変数の指定変更も使用可能にする必要があります)。この機能を使用可能にすると、「接続パラメーター」ページが、アプリケーションのプロパティー・ダイアログに表示されます。プロパティー・ダイアログを使用して「接続パラメーター」ページを非表示にする方法については、「表 3」の org.eclipse.ui.propertyPages 拡張ポイントの説明を参照してください。