com.ibm.hats.common.RuntimeSettings

com.ibm.hats.common.RuntimeSettings クラスの場合、name は以下のカスタマイズ可能な設定を指定します。
autoEraseFields
変更された入力フィールドに変更されたデータが入力される前に、そのフィールドに [erasefld] を適用するかどうかを指定します。デフォルト値は true です。この値が false に設定されている場合は、スペース文字を使用して、ホストが以前にそのフィールドに入力したデータを置き換えることができます。
注:
  1. 複数の入力フィールドとしてレンダリングされるホスト・フィールドは、自動的にはクリアされません。例えば、1 つの行から別の行にまたがる長いホスト・フィールドは複数の入力フィールドとしてレンダリングされ、更新前に自動的にはクリアされません。
  2. この設定は、プロジェクト・レベルでのみ指定可能です。単一の変換に対して指定することはできません。
enableArrowKeyNavigation
true に設定されている場合、レンダリングされたホスト画面内のフィールド間をキーボードの矢印キーでナビゲートできます。デフォルトは false です。
enableAutoAdvance
カーソルが入力フィールドの終わりにきたとき (つまり、入力フィールドが完全に入力されたとき) に、カーソルが次の入力フィールドに移動するかどうかを指定します。true の場合、カーソルが入力フィールドの終わりにきたときに、カーソルが次の入力フィールドに移動します。false の場合、ユーザーが明示的に移動させない限り、カーソルは次の入力フィールドに移動しません。デフォルトは false です。
enableAutoTabOn
カーソルが入力フィールドの終わりにきたとき (つまり、入力フィールドが完全に入力されたとき) に、タブ・キーによってカーソルを次の入力フィールドに移動させるかどうかを指定します。true に設定されている場合、カーソルの位置が現行フィールドの終わりにきたときに、ブラウザーでの表示フィールドの順序に基づいて、タブ・キーによって現行フィールド内のカーソルを次のフィールドに移動させます。false に設定されている場合、ユーザーが明示的に移動しない限り、タブ・キーがカーソルを次の入力フィールドに移動させることはありません。デフォルトは false です。
enableSameOriginPolicy
true に設定した場合、同一生成元ポリシーの保護セキュリティー・メカニズム用の CSRF 検証フィルターが有効になります。このメカニズムにより、単一の生成元からロードされた文書やスクリプトといったデータと他の生成元のリソースとのやりとりが制限されます。WebSphere® アプリケーション・サーバー で実行される ZIETrans ランタイムの生成元およびユーザーのブラウザーをターゲットとする、別ソースの生成元からの攻撃を制限します。デフォルトは false です。
enableTokenProtection
true に設定すると、トークンベースの保護セキュリティー・メカニズムで CSRF 検証フィルターが有効になります。悪意のある Web サイトはこのメカニズムを利用し、別の Web サイトでユーザーがすでに認証している ZIETrans の Web アプリケーションにリクエストを送ります。この方法で、攻撃者は WebSphere アプリケーション・サーバー で実行される ZIETrans ランタイム内の被害者の認証済みブラウザーおよびユーザーのブラウザーを介してターゲットとする Web アプリケーションの機能にアクセスできます。デフォルトは false です。
enableOverwriteMode
true の場合、入力フィールドに入力されたテキストにより、カーソル位置にあるテキストが上書きされます (1 文字が 1 文字に置き換わる)。false の場合、入力フィールドに入力されたテキストがカーソル位置に挿入され、既存のテキストが前に押し出されます。ユーザーは、Insert キーを使用して、この初期設定を切り替えることができます。デフォルトは true です。
enableTypeAhead
これが true に設定されている場合、ユーザーはホストから送信される次の画面が ZIETrans 受信されて処理される前に、その画面の入力フィールドを対象とするデータを入力し始めることができます。次の画面が受信されると、ZIETrans は、入力をホストに送信するキーを含め、 既に入力されていたデータ (先行入力データ) を送信します。デフォルトは false です。
includeLabelsInTabOrder
true の場合、保護された読み取り専用ラベルがデフォルトのタブ移動順序に組み込まれます。デフォルトでは、タブ移動順序にはパネル上の入力フィールドのみが組み込まれます。この設定は、読み取り専用ラベルも組み込む必要があることを意味します
selectAllOnFocus
true の場合、フィールドがフォーカスを受け取ったときに、フィールド内のすべてのテキストが選択されます。これは、Web アプリケーションの通常の動作です。false の場合、フィールドがフォーカスを受け取ったときに、テキストは選択されません。これは、端末エミュレーターの通常の動作です。
注:
  1. Web アプリケーションの場合:
    • デフォルトは true です。
    • この設定は、enableOverwriteMode 設定の動作には影響しません。
    • この設定は、アプリケーションのブラウザーとして Internet Explorer が使用される場合に限り有効です。
  2. リッチ・クライアント アプリケーションの場合:
    • デフォルトは false です。
    • 選択すると、文字がフィールドへのユーザー入力として上書きされるという点で、この設定は enableOverwriteMode 設定と同様に機能します。
    • キーボードを使用してフィールドに Tab で移動した場合に限り、テキストが選択されます。フィールド内でマウスをクリックしても、テキストは選択されません。
suppressUnchangedData
true の場合、内容がフォームのレンダリング時と変わらないすべてのフィールドを使用不可にします。false の場合、ブラウザーから受信したフィールドの内容と現在の表示スペースの内容が同一であっても、そのフィールドの内容をホストに送信します。デフォルトは false です。