変換ビュー

ビューは、情報をユーザーに対して表示する Eclipse パースペクティブの可視コンポーネントです。パースペクティブについて詳しくは、Host Access パースペクティブを参照してください。各 ZIETrans リッチ・クライアント・アプリケーションは、実行元の Eclipse 環境にビュー (基本 com.ibm.hats.rcp.ui.views.TransformationView クラスから拡張したもの) を提供します。変換ビューは、ユーザーが ZIETrans リッチ・クライアント・アプリケーションと対話するために使用します。

表 1 に、オーバーライド可能なアプリケーションの変換ビュー・クラスのメソッドをリストします。
表 1. 変換ビュー・メソッド
メソッド 説明
createViewActions() ビューのメニューのアクションを作成します。
注: アクションは、作成後に登録する必要があります。詳しくは、変換ビューのメニューの拡張を参照してください。
createKeyboardActions() com.ibm.hats.rcp.runtime.extension プラグイン・プロジェクトの plugin.xml に登録された、すべての既知の ZIETrans キーボード機能のためのキーボード・アクション・クラスを作成します。キーボード・アクションが作成されると、それぞれが registerKeyboardActions() メソッドによってワークベンチ・ウィンドウの IKeyBindingService に登録されます。
getApplicationKeypadDisplayInfo() ビューのツールバーのアプリケーション・キーパッド領域に表示するボタンのコントロール。デフォルトでは、アプリケーションの設定値を読み取って、表示するキーを識別します。表示対象を計算する必要がある場合、変換ビュー・クラス内でこのメソッドを指定変更できます。ビューのツールバーが非表示の場合、このメソッドに影響はありません。
getHostKeypadDisplayInfo() ビューのホスト・キーパッド領域で表示するキーを制御し、キーの表示方法を示します。デフォルトでは、アプリケーションの設定値を読み取って、表示するキーを識別します。表示対象を計算する必要がある場合、変換ビュー・クラス内でこのメソッドを指定変更できます。
getOiaDisplayInfo() 変換ビューの OIA に表示する情報を示します。デフォルトでは、アプリケーションの設定値を読み取って、表示対象を識別します。表示対象を計算する必要がある場合、変換ビュー・クラス内でこのメソッドを指定変更できます。
getToolbarDisplayInfo() ビューのツールバーを表示するかどうかを示します。表示する場合、ツールバー上でのボタンのレンダリング方法も示します。デフォルトでは、アプリケーションの設定値を読み取って、ツールバーの表示方法を識別します。変換ビュー・クラス内でこのメソッドを指定変更できます。
shouldAutoStart() このビューのオープン時に、アプリケーションが自動的に接続するかどうかを示しています。
注: 特定の変換について、アプリケーション・キーパッド、ホスト・キーパッド、OIA、またはツールバーの表示方法を指定変更する必要がある場合、変換ビュー・クラスではなく変換クラスで適切なメソッドを変更します。領域の表示方法をプログラマチックに変更する必要がある場合のみ、これらのメソッドを変換ビュー・クラスで指定変更します。特定の変換に対してホスト・キーパッドを表示する方法を指定変更する例については、ホスト・キーパッドのカスタマイズを参照してください。

これらのメソッドについて詳しくは、「ZIETrans リッチ・クライアント API リファレンス」を参照してください。