テストとデバッグでの端末の表示の使用

テスト・システムでアプリケーションをデバッグするときに、サーバーのディスプレイ上にホスト画面を表示する端末ウィンドウを作成するかどうかを制御できます。端末ウィンドウに表示されるホスト画面では、実行時に ZIETrans アプリケーションとホスト・アプリケーションの間の対話を監視できます。また、端末ウィンドウのホスト画面を使用してホスト・アプリケーションと対話することもできます。このオプションがオンの間に確立された接続の端末画面のみが作成されます。既存の接続またはアイドル状態の接続には作成されません。ただし、ZIETrans 管理コンソールの「ホスト接続」パネルには、選択されている接続の端末の表示をオンまたはオフにする「表示状況の切り替え」ボタンがあります。

注意:
「端末の表示」オプションをオンにすると、サーバーのパフォーマンスに深刻な影響を及ぼしたり、サーバーで過負荷が発生する可能性があります。多数の接続があるサーバーではこのオプションを使用しないでください。端末の表示は、テスト・システムでのアプリケーション開発時のデバッグ作業で使用することを目的としており、負荷の高い実動サーバーでの使用には適していません。

新しいホスト接続で端末の表示をオンにするには、左側のナビゲーション・フレームにある「トラブルシューティング」という見出しの下の「トレース設定」パネルの「端末の表示を使用可能にする」ボックスを選択します。ただし、「トレース設定」パネルの「端末の表示を使用可能にする」ボックスが選択されているかどうかに関係なくいつでも特定の接続の端末の表示をオンまたはオフにするには、「ホスト接続」パネルの「端末の表示の切り替え」ボタンを使用します。

注:
  1. WebSphere® Application Server が、Windows プラットフォームでサービスとして始動されるときに端末の表示が正しく行われるように、WebSphere Application Server のサービス設定で 「デスクトップとの対話をサービスに許可」 を選択する必要があります。
  2. 表示端末を Windows プラットフォームで WebSphere Portal V7 と適切に連携させるには、ポータル・サーバーを Windows サービスではなく通常の Windows プロセスとして始動する必要があります。
  3. 他のプラットフォームで表示端末機能を構成する方法について詳しくは、ZIETrans Infocenter のセクション『IBM® i、System z、および Unix プラットフォームに固有の情報』(https://zietrans.hcldoc.com/help/index.jsp) を参照してください