サーバー・プッシュ (アプレット) の設定

サーバー・プッシュ (アプレット) 実装メソッドを構成するには、以下の設定を使用します
ホスト名
これは、ZIETrans アプリケーションを実行するサーバーのホスト名または IP アドレスです。サーバーが水平クラスター化された環境にある場合、application.hap ファイルをサーバーで展開した後にこのアプリケーション・ファイルを編集し、ホスト名を変更する必要があります。

ブラウザー側のアプレットでは、TCP/IP ソケットを使用して ZIETrans サーバーと通信します。ソケットを作成するには、ZIETrans アプリケーションをホスティングしているサーバーのホスト名が必要です。ZIETrans がブラウザーの URL によって指定された同じ Web サーバーに配置されている場合、ホスト名パラメーターを指定する必要はありません。アプレットはその Web サーバーの IP アドレスを使用してソケット接続を確立します。ZIETrans アプリケーションが別のサーバーにある場合、ホスト名パラメーターは、 ホスト名または IP アドレスを使用して指定する必要があります。

サーバー・ソケットのポート
サーバー上のポート。クライアントがこのサーバーと通信するには、このポートを使用する必要があります。ゼロ (0) は、1024 より大きい値のランダムな未使用ポートが使用されることを表します。2043–4544 のようにポートの範囲を指定することもできます。また、3045, 1345, 9596 のようにコンマ (,) で区切ったポート・リストを指定することもできます。
注: ZIETrans が垂直クラスターになっている (同一の物理サーバー上に複数の ZIETrans インスタンスがある) 場合は、ZIETrans インスタンスごとに別々のポートを使用しなければなりません。ゼロ (0) 以外の値を使用する場合は、少なくとも ZIETrans インスタンスと同じ数のポートを指定する必要があります。各 ZIETrans インスタンスはその始動時に、空いているポートが見つかるまで指定のポート群を試行していきます。
切断を待機する時間 (秒)
ブラウザーが閉じてからユーザーが切断されるまでにアプリケーションが待機する時間 ()。ブラウザーからしばらく離れたときに確実にアプリケーションを切断する場合にも、使用できます。値は、秒単位で、小数点以下第 1 位まで指定しますデフォルトは、300.0 (5 分) です。有効な値は 300.0 秒以上の数値です。
アプレットには、ブラウザー固有の設定と Windows 以外のマスクの設定を追加で指定できます。これらの設定を変更するには、application.hap ファイルを編集します。
新規プロジェクトを作成する場合は、<classSettings> タグ の Web Content/WEB-INF/profiles/application.hap ファイルにタグが生成されます。アプレットのデフォルト設定は次のとおりです。
<class name="com.ibm.hats.common.AppletSettings"> <setting name="disconnectDelay" value="300000"/> <setting name="enable" value="false"/> <setting name="hostname" value=""/> <setting name="ie" value="disconnect|refresh"/> <setting name="nonWindows" value="disconnect|refresh"/> <setting name="other" value="disconnect|refresh"/> <setting name="port" value="0"/> </class> 
各パラメーターの概要を以下に示します。
disconnectDelay
このパラメーターは、「サーバー・プッシュ (アプレット) を使用可能にする」設定の GUI で「切断を待機する時間 (秒)」設定から設定されます。ブラウザーを閉じたり、ブラウザーで新しいページをロードしたりするたびに (つまり、ユーザーが ZIETrans アプリケーションを表示しなくなるたびに)、アプレットは、 この時間だけ待機した後にホストからユーザーを切断します。値が小さすぎると、アプリケーションでページ間を移動する場合に、ユーザーが切断されることがあります。この値を高く設定しても実害はありませんが、ユーザーがブラウザーをクローズしても、この時間が経過するまでは サーバーおよびホストのリソースが保持されます。デフォルト値は、300000 ミリ秒 (5 分) です。
有効化
この設定を使用して、どの自動切断および最新表示更新方式を使用するかを構成します。クライアント・プル (AJAX) メソッドを構成するには AJAX を指定し、サーバー・プッシュ (アプレット) メソッドを構成するには true を指定し、両方のメソッドを使用不可にするには false を指定します。デフォルトは false です。true が指定されると、指定されたポートで listen ソケットが確立されます。このアプリケーションに接続する各ブラウザーでは、そのページにアプレット・タグが挿入されます。
hostname
アプレットが ZIETrans サーバーに再度接続できるようにするには、application.hap ファイルで ZIETrans サーバーのホスト名または IP アドレスを構成する必要があります。
注: 水平クラスタリングでは、application.hap ファイルを編集してホスト名を変更する必要があります。.hap ファイルの手動編集は、WebSphere® Application Server 管理を使用して (サーバー上に) .ear が展開された後に行う必要があります。
port
クライアントがそのサーバーと通信する際に使用する必要がある、サーバー上のポートを選択します。ゼロ (0) は 1024 より上のランダムなポートを指定します。ポートの範囲 (例えば、2043-4544) を指定することも、コンマ区切りのポート・リスト (例えば、3045,1345,9596) を指定することもできます。デフォルト値はランダムです。
注:
  1. ZIETrans がファイアウォールの後ろにある場合は、値ゼロ (0) を指定しないでください。指定すると、任意のポートがファイアウォールを通過するのが困難になる場合があるためです。
  2. 垂直クラスタリングでは、ZIETrans がファイアウォールの後ろにある場合にポート範囲を指定できます。ZIETrans が Web サーバー上にある場合は、ポート番号の代わりにゼロ (0) または範囲を指定できます。どちらの場合も、Web サーバーで個別にポート番号を指定することを強くお勧めします。
以下のブラウザー関連の設定は、特定のブラウザーまたは環境で使用される機能を決定します。
nonWindows
Windows 以外のオペレーティング・システムで実行するブラウザーの 設定を指定します。指定可能なオプションは disconnect、refresh、local です。このアルゴリズムは l、d、および r を検索し、分離文字は無視します。オプションを適用するには、オプションがオペレーティング・システムの設定とブラウザーの設定の両方にリストされている必要があります (例えば、nonWindows=dr other=dr)。デフォルト値は disconnect|refresh です。
IE
すべてのバージョンの Internet Explorer のための設定を指定します。デフォルト値は disconnect|refresh|local です。
other
その他のブラウザー (例: Opera、Mozilla) で使用する設定を指定します。デフォルト値は disconnect|refresh です。
上にリストしたブラウザー関連の設定に対して、以下の値を使用できます。
disconnect(d)
ブラウザーを閉じると、disconnectDelay タイマーの設定時間 (application.hap ファイルで 指定) が経過した後に、この設定によって ZIETrans サーバーからホストへのホスト・サイド接続がクリーンアップされます。この機能は、どの Java 対応ブラウザーでも使用できます。
注: Internet Explorer 以外のすべてのブラウザーでは、 ユーザーが ZIETrans アプリケーションを表示しなくなると、 disconnectDelay タイマーの設定時間経過後に、この設定によってホスト・サイド接続が クリーンアップされます。Internet Explorer の設定について詳しくは、 以下の disconnectAlways を参照してください。
disconnectAlways
このフィーチャーにより、Internet Explorer の非同期更新アプレットの切断動作を、 他のすべてのブラウザー (Internet Explorer 以外) と同様にすることができます。両者の振る舞いは次のとおりです。
  • Internet Explorer のデフォルトの動作 (application.hap ファイルで指定された切断): ブラウザーを閉じると、disconnectDelay タイマーの設定時間 (application.hap ファイルで指定) が経過した後に、ZIETrans サーバーの接続がクリーンアップされます。ユーザーが表示を切り替えた場合は、disconnectDelay タイマーの値に関係なく、 セッションを再び表示して再利用することができます。
  • 他のすべてのブラウザーのデフォルトの動作: ブラウザーを閉じても表示を切り替えても、 application.hap ファイルで指定した disconnectDelay タイマーの時間が経過した後で、ZIETrans サーバーはセッションをクリーンアップします。
このフィーチャーを使用すれば、Internet Explorer でも、 ユーザーがブラウザーを閉じた場合または ZIETrans アプリケーションから表示を切り替えた場合に、 disconnectDelay タイマーで指定した時間が経過するとセッションがクリーンアップされるように指定できます。
Internet Explorer の振る舞いを変更するには、disconnect disconnectAlways で置き換えます。すると、Internet Explorer のパラメーター・リストは 次のように表示されます。
<setting name="ie" value="disconnectAlways|refresh|local"/>
refresh(r)
新規コンテンツが使用可能になったときにサーバーがページを自動的に更新できるようにします。これは、Java 対応のブラウザーで機能します。
local(l)
ページの表示スペースのみを最新表示します。これは、Internet Explorer V7、および Internet Explorer V6 の比較的新しいリリースでのみ正常に機能します。他の環境では JavaScript エラーが発生してブラウザーが強制終了する場合があります。
非同期更新アプレットのクライアント・サイド・トレースを使用可能にするには、ZIETrans エントリー・サーブレットの Web アドレスで、HTML パラメーター appletJavaConsoleTrace=true を指定する必要があります。例:
http://myhost/myZIETrans/entry?appletJavaConsoleTrace=true
注:
  1. これは ZIETrans サーバー・サイド・トレースに対するクライアント・サイド・トレースで、 サーバー・サイド・トレースを補完してアプレットの問題をデバッグします。
  2. このトレースは、サポート担当員によって要求された場合にのみ使用可能にしてください。