拡張

「拡張」タブに、「接続の作成」ウィザードで最初にセットアップした設定を除いた接続の拡張設定が表示されます。以下の基本設定を変更するには、「基本」タブを使用します。ホスト、セッション・タイプ、ポート、コード・ページ、画面サイズ。以下の拡張設定は、「拡張」タブで変更することができます。

3270E 接続の場合は、接続に LU 名または LU プール名を指定できます。LU 名または LU プール名を指定するための 4 つのオプションがあります。以下のいずれかのオプションを選択します。
なし (サーバーで割り当て)
Telnet サーバーで LU を割り当てる場合は、これをクリックします。このオプションを使用できるのは、プールだけです。
プロンプトを出す
LU 名を指定するようにユーザーに対してプロンプトを表示する場合は、これをクリックします。プールを使用可能にしている場合、このオプションを使用しないでください。
指定値を使用
使用される LU 名または LU プール名を指定するには、これを使用します。接続プールを使用するつもりの場合、定義する接続プールをサポートするのに十分な大きさの LU プールの名前を指定します。
HTTP セッション変数を使用 (Web のみ)
LU 名または LU プール名として HTTP セッション変数の値を指定する場合は、これをクリックします。プールを使用可能にしている場合、このオプションを使用しないでください。
5250 接続の場合は、接続にワークステーション ID を指定できます。ワークステーション ID を指定するための 4 つのオプションがあります。以下のいずれかのオプションを選択します。
なし (サーバーで割り当て)
Telnet サーバーでワークステーション ID を割り当てる場合は、これをクリックします。このオプションを使用できるのは、プールだけです。
プロンプトを出す
ワークステーション ID を指定するようにユーザーに対してプロンプトを表示する場合は、これをクリックします。プールを使用可能にしている場合、このオプションを使用しないでください。
指定値を使用
ワークステーション ID の作成元となったストリングを指定する場合は、これをクリックします。このオプションは、ワークステーション ID をワイルドカードとして指定した場合に、プールだけで使用できます。
5250 接続のワークステーション ID パラメーターには、ワイルドカード文字を使用できます。ワークステーション ID では、ワークステーションの名前を定義します。最初の文字は、A から Z、$ (ドル記号)、@ (単価記号)、または # (番号記号) のいずれかである必要があります。その他の文字には、A から Z0 から 9、$、@、#、. (ピリオド)、および _ (アンダースコアー) のいずれかを指定できます。このフィールドに入力しない場合は、ホストによって自動的にワークステーション ID が割り当てられます。ZIETrans サーバーによって、セッションに対する特定のワークステーション ID を新規作成することができます。ワークステーション ID フィールド内にキーワードと特殊文字を指定すると、次の情報の一部または全部が、Telnet サーバーに送信されるワークステーション ID の値として代入されます。
  • 短縮セッション ID(*)
  • セッション・タイプ ID(%)
  • 衝突回避 ID(=)

衝突回避 ID を指定すると、Telnet サーバーで以前の名前が拒否された場合に (以前の名前が IBM® i サーバーで既に使用されている場合に発生)、新規ワークステーション ID が作成されます。

ワークステーション ID フィールドでワイルドカードを組み合わせて指定すると、ホストからの接続受け入れを獲得するために、ZIETrans サーバーによってより多くのバリエーションの ID が自動的に生成されます。その結果、ホストからクライアントに対して有効なワークステーション ID の送信要求が再発行される回数が減るので、セッション接続に必要な時間が短縮されます。

ワイルドカード文字は、ワークステーション ID フィールド内に他の英数字と組み合わせて複数指定してもかまいません。(例: N=A=M=E、NAME== など) ワイルドカードを使用するたびに、別のセッションですでに要求されているワークステーション ID を生成する可能性を次のように低下させることができます。
  • 「=」を 2 文字使用するだけで、確立済みの ID と重複する可能性が約 1/50 になります。
  • 「=」を 3 文字使用すると、確立済みの ID と重複する可能性が約 1/300 になります。
  • 生成される固有の名前の数は、約 36n です。この n は、等号 (=) の数です。
例: ワークステーション ID の入力が NA=ME だとすれば、1 つの [=] は 指定された英数字 (N、A、M、E) を使用する 36 の固有の ID の生成をトリガーすることになります。「=」をもう 1 つ追加すると、約 1296 の固有 ID の生成が起動されるなどです。
HTTP セッション変数を使用 (Web のみ)
ワークステーション ID として HTTP セッション変数の値を指定する場合は、これをクリックします。プールを使用可能にしている場合、このオプションを使用しないでください。指定するストリングにワイルドカード文字を使用することもできます。詳しくは、「指定値を使用」を参照してください。
「オプションの拡張接続設定を構成してください」セクションでは、パラメーター・テーブルの右側のボタンを使用して、追加 IBM Host On-Demand セッション・パラメーターを追加、変更、または削除できます。「追加」をクリックすると、「名前」フィールドの横のドロップダウン・リストを使用してパラメーターを選択してから、値フィールドに値を入力できます。一部のパラメーターは、接続エディターの他のタブで設定されます。それらをここで設定しようとすると、警告メッセージが表示されます。詳しくは、Host On-Demand の Knowledge Center (https://www.ibm.com/docs/en/host-on-demand/13.0 ) にアクセスし、session parameters で検索を行ってください。
注:
  1. 「基本」タブおよび「拡張」タブにフィールドを持つパラメーターは、このテーブルに入力できません。これらのパラメーターは、そのパラメーター固有のフィールドで変更する必要があります。
  2. ここで追加される印刷サポート・パラメーターは無視されます。印刷サポート・パラメーターは「印刷」タブで追加してください。詳しくは、『印刷』を参照してください。
  3. 3270E 接続の場合は、デフォルトで negotiateCResolution パラメーターが true に設定されています。詳細情報と、この設定を false に変更する状況については、z/OS Communications Server を使用する場合のコンテンション解消を参照してください。
「拡張」タブの他の設定では、以下の項目を設定できます。
  • 各ユーザー ID に 1 つの接続のみ許可
  • 接続試行を中止するまでの秒数
  • 切断試行を中止するまでの秒数

ユーザー定義文字 (UDC) を表示および印刷する場合の DBCS に関する考慮事項については、ユーザー定義文字の処理を参照してください。