Input Method Editor (IME)

Input Method Editor (IME) は、キーボード入力を処理して DBCS ストリングを生成するフロントエンド・プロセッサー (FEP) です。一般に、IME はオペレーティング・システムのコンポーネントですが、独立した 1 つの製品であったり、またはワード・プロセッサーなどの別のアプリケーションの一部であることがあります。

DBCS ユーザーは、標準サイズのキーボードを使用して数千種類の文字を生成できます。一般に、ユーザーは文字シーケンスを入力し、IME を使用してこのシーケンスを 2 バイト文字に変換します。場合によっては同一文字シーケンスに対して複数の可能な変換 (候補) があるため、変換を再試行する必要があることがあります。この変換処理の実行中は、テキストは論理的には IME に属しています。変換処理後は、ユーザーが IME を使用して変換後の 2 バイト文字をアプリケーションにコミットします。ZIETrans では、IME を使用した ZIETrans フィールドへの 2 バイト文字のコミットがサポートされています。

レンダリングされた ZIETrans フィールドの最大長を超える文字をユーザーが IME に入力しようとしたときの動作は、「DBCS フィールドで最大長を除去」設定および「SBCS フィールドで最大長を除去」設定に応じて変わります。「DBCS フィールドで最大長を除去」設定について詳しくは、「DBCS フィールドで最大長を除去」を参照してください。「SBCS フィールドの最大長の除去」設定の詳細については、SBCS での最大長の除去を参照してください。