ENPTUI

ENPTUI (拡張非プログラマブル端末ユーザー・インターフェース) を使用すると、5250 フルスクリーン・メニュー方式インターフェースを利用する非プログラマブル端末 (NPT) およびプログラマブル・ワークステーション (PWS) 上で拡張インターフェースを使用できるため、5250 表示データ・ストリーム拡張機能を利用できます。ZIETrans は、グラフィカル・インターフェース構成を含む ENPTUI 機能のサブセットをサポートします。これらの構成は、2 つの ZIETrans コンポーネントである「スクロール・バー」および「選択フィールド」で表されます。

新規 ZIETrans プロジェクトの作成中に ENPTUI サポートを追加するには、ZIETrans ツールバーから「ZIETrans」>「新規」>「プロジェクト」(または「ファイル」>「新規」>「ZIETrans プロジェクト」) を選択して、「プロジェクトの作成」ウィザードを起動します。「接続設定」パネルが表示されたら、接続タイプとして「5250」または「5250W」を選択し、「グラフィカル・インターフェース DDS キーワード (ENPTUI) レンダリング・サポートの追加」チェック・ボックスを選択してサポートを使用可能にします。
注: このオプションは、モバイル装置に対して最適化されているプロジェクトでは、使用できません。

このチェック・ボックスを選択すると、application.hap ファイル内に設定されているデフォルト・レンダリングに標準 ENPTUI レンダリング項目が含まれます。また、デフォルト・レンダリングかカスタム変換のいずれかが含まれるように、コンポーネントおよびウィジェットのレジストリー (ComponentWidget.xml) に ENPTUI コンポーネントおよびウィジェットが含まれます。また、作成されるデフォルト接続オブジェクトの拡張接続プロパティーに ENPTUI=true が追加されます。この値は、ZIETrans がホストから ENPTUI データを受信するために必要です。

このチェック・ボックスをクリアされたままにすると、「プロジェクトの作成」ウィザードによってコンポーネントおよびウィジェットのレジストリーと application.hap ファイルが編集され、ウィザードが新規プロジェクト内に配置したファイルから ENPTUI レンダリング項目、コンポーネント、およびウィジェットが除去されます。
注: これは、ZIETrans が ENPTUI コンポーネントおよびウィジェットをプロジェクトに追加できる唯一の機会です。作成後に ENPTUI をプロジェクトに追加する場合は、ComponentWidget.xml、application.hap、および main.hco に対するすべての編集を手動で実行する必要があります (比較して必要な変更を見つけることによって実行します)。この方法はお勧めできません。新規プロジェクトを作成して ENPTUI サポートを追加する方法をお勧めします。

ENPTUI コンポーネントとその設定を以下に示します Rich Page Editor「パレット」ビューの「ZIETrans コンポーネント」セクションには、これらのコンポーネントは表示されません。ENPTUI サポートが上記の手順で使用可能にされている場合、これらのコンポーネントは「Eclipse」 メニュー・バーから「ZIETrans ツール」>「ホスト・コンポーネントを挿入」をクリックしてアクセスできます。

次の図に、ホスト画面上の ENPTUI コンポーネントの表示例を示します。
図 1. ENPTUI コンポーネントの例
ENPTUI コンポーネントの例
  1. 選択フィールド・コンポーネント
  2. スクロール・バー・フィールド・コンポーネント