HTML DDS キーワード(Web のみ)

IBM® i ディスプレイ・ファイル内で HTML DDS キーワードを使用すると、HTML フラグメントを 5250 データ・ストリームとともに送信できます。この機能は、標準エミュレーション・プログラムでの表示を目的としたものではありません。HTML フラグメントは、ブラウザー内でこの HTML データを表示するように拡張された 5250 Workstation Gateway デバイスおよび ZIETrans などのホスト・アクセス製品にのみ送信されます。

HTML DDS は、ホスト・タイプが 5250 として指定されたときにコンポーネントとして使用できます。このコンポーネントの使用はデフォルトのレンダリングの一部ではないため、必要な場合にはデフォルトのレンダリングまたはカスタム変換に追加する必要があります。

HTML DDS キーワード・コンポーネントは、この HTML データが 5250 データ・ストリーム内に存在する場合に HTML データを認識します。

このコンポーネントは、ラベル・ウィジェットを使用してレンダリングが可能です。

以下の設定が、このコンポーネントに対して構成できます。
フィルターを使用して DDS データを無視 (Ignore DDS data using filter)
DDS データを 5250 データ・ストリーム内で送信されたままの形で認識させる場合、またはこれらの「無視」フィルターで指定されたタグを除いて送信されたままの形で認識させる場合は、このボタンをクリックします。
これらのタグを無視 (Ignore these tags)
無視するタグを入力します (< および > 記号は付けません)。このタグとその終了タグの間のデータは保持されます。例えば、太字タグで囲まれたデータを保持し、タグ自体は保持しない場合、<b>b</b> と指定します。
これらのタグ内のすべての DDS データを無視 (Ignore all DDS data in these tags)
タグと終了タグの間のデータを無視するタグを入力します (< および > 記号は付けません)。
フィルターを使用して DDS データを受け入れ (Accept DDS data using filter)
5250 データ・ストリーム内の HTML DDS データからこれらの「受け入れ」フィルターを通過した HTML タグのみを認識させる場合は、このボタンをクリックします。これらのフィルターを通過しなかった HTML DDS データは無視されます。
これらのタグを受け入れ (Accept these tags)
保持するタグを入力します (< および > 記号は付けません)。このタグとその終了タグの間のデータは無視されます。
これらのタグ内のすべての DDS データを受け入れ (Accept all DDS data in these tags)
タグと終了タグの間のデータを保持するタグを入力します (< および > 記号は付けません)。
キーワード HTML を追加すると、ブラウザー形式の受信者のみが解釈する生の HTML データをデータ・ストリームに埋め込むことができます。ZIETrans でこの機能がサポートされたことにより、ホスト・アプリケーションから HTML DDS キーワード内で送信されたデータを、デフォルトのレンダリングまたはカスタム変換で使用できます。
接続定義の HTML DDS キーワード・サポートを使用可能にするには、以下のステップを実行します。
  1. ZIETrans プロジェクトビュー内のメイン ZIETrans 接続をクリックして、「接続エディター」を開きます。
  2. 「拡張」タブを選択し、「追加」ボタンをクリックして拡張接続設定を構成します。
  3. ドロップダウン・リストから「名前」「HTMLDDS」を選択し、「値」フィールドに「true」と入力します。
  4. 「OK」をクリックします。