ZIETrans アプリケーション開発の概要の理解

ZIETrans を使用すると、アプリケーション開発で反復のアプローチをとることができます。簡単な構成から始め、準備ができたら改良を加えます。Rational® SDP のテスト環境では、変更を加えるたびにその変更をテストできます。ほとんどの変更点は、ZIETrans 変換を最新表示するだけで表示できます。必要に応じて修正を行い、作業内容を保存してから次の変更に進むことができます。このセクションでは、ZIETrans アプリケーションを設計および開発する際に使用できる手順の 1 つを説明します。これらの作業は必要な分だけ実行し、いつでもやめることができます。

  1. まず、すべてのデフォルトを使用する ZIETrans アプリケーションを作成します。GUI ですべてのホスト画面が即時にレンダリングされます。デフォルト・レンダリングでは、画面の元のレイアウトを保持し、かつユーザーの生産性を向上する GUI コントロール (リンク、ボタン、テーブルなど) が自動的に追加される形でホスト画面がレンダリングされます。
  2. 企業の Web ページに対応するテンプレート、またはその他の社内アプリケーションを作成し、企業の外観でレンダリングされるすべてのホスト画面を確認します。ZIETrans に組み込まれているテンプレートの 1 つを使用してこのテンプレートを変更できます。また ZIETrans Web アプリケーションの場合は、企業の Web サイトをテンプレートとしてインポートできます。詳しくは、「テンプレートの使用」を参照してください。これで、ZIETrans アプリケーションが企業の Web ページまたはその他の社内アプリケーションのスタイルと色に対応します。
  3. プロジェクト・レベル (アプリケーション全体) 設定を構成し、特定の画面を構成せずにホスト・アプリケーションをどのくらい処理できるかを確認します。プロジェクト・レベルの特性は、プロジェクト設定エディターの各種タブで変更できます。詳細については、「ZIETrans プロジェクトを変更する」を参照してください。例えば、次に示す変更を行います。
    • 選択リストをドロップダウン・リストとしてレンダリングするようにデフォルト・レンダリングを変更します。これにより、すべての選択リストがドロップダウン・リストに変更されます。
    • 1 つ以上のグローバル規則を作成して、ZIETrans でホスト画面上の入力フィールドを変換する方法を設定します。例えば、日付フィールドをカレンダー・ウィジェットに、ロケーション・フィールドをドロップダウン・リストに変更します。
    • テキスト置換を使用して、ホスト画面に表示される 1 つ以上のストリングを変更します。例えば、「サインオン」という語を「ログオン」に変更できます。
    • ホスト画面の変換方法を確認します。多くの画面に表示される要素で、変換方法を変えたいものがあるかどうかを調べます。それらの要素は、コンポーネント (ホスト・コンポーネントの認識方法を変更する場合) やウィジェット (変換での GUI コントロールのレンダリング方法を変更する場合) の設定変更の候補になります。これらの設定をプロジェクト・レベルで変更して、ホスト画面で使用するデフォルトを設定します。また、コンポーネントやウィジェットを変換に追加するときに、コンポーネントやウィジェットの各インスタンスの設定を変更することもできます。詳しくは、「レンダリング」を参照してください。
  4. 特定のホスト画面を認識し、実行対象の一連のアクションを起動する画面レベル・イベントを作成します。
    • BMS マップを使用している場合は、最初に BMS マップ・セットをインポートしてホスト画面の画面キャプチャーを作成できます。それ以外の場合は、ZIETrans ホスト端末機能を使用してホスト・アプリケーションに接続し、認識してアクションを実行する特定の画面の画面キャプチャーを作成します。次に各画面キャプチャーから、画面イベントを作成します。
    • いくつかのホスト画面を簡素化し、使用していない項目を除去し、ユーザー入力を簡単にするためにデータを自動的に抽出して取り込むため、「画面カスタマイズの作成」ウィザードを使用してこれらの画面をカスタマイズします。ユーザーの生産性を向上させるために、画面固有の GUI コントロールを提供します。詳しくは、「画面イベントの処理」を参照してください。
    • 一般的に、複数のホスト画面のデータを収集して 1 つの出力ページに表示できるか、または複数のホスト画面にデータを供給する 1 つの入力ページを作成できる必要があります。ZIETrans では、このような操作を実行するための手法がいくつかあります。このような手法には、画面組み合わせ、画面カスタマイズ、変換、マクロ、グローバル変数、および統合オブジェクトなどの使用があります。使用する手法は、実行する操作とデータの場所によって異なります。最初に「画面組み合わせの作成」ウィザードを使用して、1 つのホスト画面に収まらないデータを組み合わせ、これを 1 つの出力ページに表示します。詳しくは、「画面の結合」と「画面イベントの処理」を参照してください。
  5. ホスト・アプリケーションでのユーザーのナビゲートを支援する単純なマクロを作成します。マクロを使用して、画面スキップ機能の実行、ユーザーに対して入力データを求めるプロンプトの表示、1 つ以上のホスト画面からのデータの抽出を実行できます。詳しくは、「マクロとホスト端末」を参照してください。
  6. Web アプリケーションの場合は統合オブジェクトを作成します。統合オブジェクトはホスト・アプリケーションとの対話をカプセル化する Java™ beans であり、マクロから作成されます。次に統合オブジェクトを使用して、ホスト・アプリケーションとの対話を実行するためのモデル 1 または Struts または JavaServer Faces (JSF) Web ページを作成します。各自の Java ビジネス・ロジックから統合オブジェクトを実行するか、統合オブジェクトを拡張してホスト・アプリケーションへの Enterprise JavaBeans (EJB) または Web サービス・インターフェースを提供できます。詳しくは、「統合オブジェクトの使用」を参照してください。