3270E セッション向け PDT 印刷および Print-to-File のための JIS2004 サポート

JIS2004 文字を印刷するには、次のようにします。
  • PDT 印刷の場合、pdfpdt ファイル (ibm5577.pdfpdt など) を指定し、パラメーター KANJI_CODE=SHIFT_JIS が指定されていることを確認します。
  • ファイルに出力では、パラメーター KANJI_CODE を使用して、ファイル・エンコードを指定します。
    • フォント・イメージを持つ PC ファイルとして出力をダンプして、出力を PC ファイルとして保存するには、pdfpdt ファイルで KANJI_CODE=SHIFT_JIS を指定することにより、ファイル・エンコードを Shift JIS に設定します。印刷出力は、物理プリンターにファイルの内容を出力するために使用できるネイティブ PC ファイルとして保存されます。
    • 出力を Unicode ファイルとして保存するには、サロゲート・ペアのコード・ポイントのある Unicode ファイルとして出力をダンプして、pdfpdt ファイルで KANJI_CODE=UNICODE を指定することによって、ファイル・エンコードを Unicode に設定します。印刷出力は、後でデータの処理またはアーカイブのために使用できる UCS-2 ファイルです。
次の表は、JIS2004 文字を持つデータを出力ファイルに印刷する (Print-to-File) ときに、さまざまな pdfpdt ファイルで KANJI_CODE セッション・パラメーターにさまざまな値を指定した結果を示しています。
表 1. KANJI_CODE セッション・パラメーターの要約
pdfpdt ファイルのセッション・パラメーター ASCII テキスト・モード (basic_dbcs.pdf) その他のサポートされるプリンター (esc_*.pdf、ibm*.pdf、lips*.pdf など)
KANJI_CODE=SHIFT_JIS サロゲート・ペアはネイティブ PC ファイルには保管できないため、適用外。 出力はネイティブ PC ファイルに保存され、JIS2004 文字と UDA 文字のフォント・イメージ (バイナリー・データ) はこのファイルに保管されます。
KANJI_CODE=UNICODE 出力は Unicode ファイルに保存されます。サロゲート・ペアと UDA 文字は UCS-2 で保管されます。 PC プリンターでは Unicode データは受け入れられないため、適用外。
さらに、ファイルに印刷する場合、セッション・パラメーター printerMimeType および printSaveAsExtension を適切に構成する必要もあります。
表 2. Print-to-File セッション・パラメーターの要約
設定 pdfpdt ファイルのセッション・パラメーター ZIETrans でのセッション・パラメーター printerMimeType ZIETrans でのセッション・パラメーター printSaveAsExtension 結果
さらに印刷するための設定 KANJI_CODE=SHIFT_JIS application/octet-stream .bin バイナリー・データを使用するネイティブ PC ファイル。
ASCII テキスト・モードの設定 KANJI_CODE=UNICODE text/plain .txt UCS-2 ファイル。

詳しくは、プロジェクト用印刷サポートの定義および 印刷を参照してください。