ZIETrans Web アプリケーションのキーの再マップ

すべての ZIETrans Web アプリケーションには KBS.js というファイルがあります。このファイルは、ユーザーのキーボードにより生成されるキー・コード値と、ホスト・セッションへ送信されるキー・シグナルとのマップを指定します。ZIETrans キーボードを再マップするには、KBS.js ファイルを編集する必要があります。KBS.js を見つけるには、「ナビゲーター」ビューに移動し、 project_name/Web Content/Common ディレクトリーを検索します。KBS.js には、キーボードで押されたキーとホストへ送信されるシグナルの関係を決定する 値が 3 つあります。3 つの値を次に示します。

  1. 押されたキーのキー・コード値。これは、KBS.js ファイル内で整変数として示されます。例えば、以下のようにします。
    var CODE_F2 = 113; 
    (F2 キーの場合の例)
  2. キー・コード値とキーボードの Alt、Ctrl、Shift の組み合わせ。
  3. キー・コードの値と Alt、Ctrl、Shift 状態の組み合わせについて送信される Host On-Demand ニーモニック・キーワード。例えば、以下のようにします。
    [CODE_F2, 0, 0, 0, '[pf2]']
    これにより、ユーザーのキーボードで F2 キー が押されたときに pf2 キー・シグナルがホストへ送信されます。

ZIETrans Web アプリケーションでキー・マッピングを変更する場合は、新規キーまたは既存のキーがニーモニック・キーワードを送信できるように組み合わせを変更または追加します。

Ctrl、Alt、および Shift 修飾キーは再マップできない点に注意してください。ZIETrans は JavaScript を使用し、JavaScript では、これらのキーはキープレスではなく修飾子とみなされます。

ZIETrans Web アプリケーションでキーを再マップするために必要な処理は、KBS.js ファイルの上部でキー・コードと defaultKeyMappings 変数を変更することだけです。

注: KBS.js ファイルにリストされているキー、「プロジェクト設定」の「キーボード・サポート」の状態、画面にリストされているキー・ボタンの有無には、依存関係があります。この依存関係に関する規則を次に示します。
  1. キーボード・サポートは、プロジェクト・レベルの設定を使用して設定し、表示されているボタンまたはリンクとは関係なくマップされたすべてのキーをサポートするかどうかを指定できます。これらの設定を変更するには、ZIETrans プロジェクトビューを表示し、ZIETrans プロジェクトの「プロジェクト設定」をダブルクリックし、「その他」タブを選択して「キーボード・サポート」をクリックします。詳しくは、『キーボード・サポート』を参照してください。
  2. デフォルトでは、ZIETrans は、アプリケーション・キーパッドを表示しますが、ホスト・キーパッドは表示しません。ZIETrans でホスト・キーパッドを表示するには、ZIETrans プロジェクトビューを表示し、ZIETrans プロジェクトの「プロジェクト設定」をダブルクリックし、「レンダリング」タブを選択して「ホスト・キーパッド」をクリックします。ここで、ホスト・キーパッドを表示するチェック・ボックスをオンにするかどうかと、どのキーを表示するかを選択できます。