キーボードおよび表示文字の再マップ

ZIETrans の Host On-Demand カスタム・テーブルのサポートにより、ホストから PC へのコード・ページ変換テーブルをカスタマイズすることで、ユーザーのキーボードおよびディスプレイの文字を再マップすることができます。カスタム・テーブル・ファイルには、キーボードおよびディスプレイ・テーブルを任意に組み合わせて、任意の数のテーブルを含めることができます。キーボード・テーブルは、ユーザーのキーボード文字を、ホスト・アプリケーション用にカスタマイズされた入力として再マップします。ディスプレイ・テーブルは、ホストのディスプレイ文字を、ユーザー用にカスタマイズされた画面出力に再マップします。
注: この再マップは、ZIETrans キーボード・マッピングとは関係ありません。この再マップは abc などの文字再マップを処理します。一方、ZIETrans キーボード・マッピングは、ClearEnterF1 などの制御キー・マッピングを処理します。ZIETrans キーボード・マッピングの詳細については、キーボード・サポートの有効化を参照してください。
サンプルのカスタム・テーブル・ファイル CustomTableExample.txt が <ZIETrans>\plugins\com.hcl.zietrans.rcp.workbench_nnn n\zietrans\customtables ディレクトリーにあります。ファイル形式は、Java™ プロパティー・ファイルと似ています。「#」で始まる行はコメントで、n および N として表示される変数は 16 進値です。以下の例は、サンプルのカスタム・テーブル・ファイルのフォーマットを示しています。
##### Start of file
# Map SBCS Local nn to SBCS EBCDIC NN in keyboard table
sbcs.keyboard.0xnn=0xNN
# Map DBCS Unicode nnnn to DBCS EBCDIC NNNN in keyboard table
dbcs.keyboard.0xnnnn=0xNNNN
...
# Map SBCS EBCDIC NN to SBCS local nn in display table
sbcs.display.0xNN=0xnn
# Map DBCS EBCDIC NNNN to DBCS Unicode nnnn in display table
dbcs.display.0xNNNN=0xnnnn
...
##### End of file
ご使用のプロジェクトでカスタム・テーブルを使用できるようにするには、次の手順に従います。
  1. 例として上記サンプルを使用してカスタム・テーブル・ファイルを作成し、customtables という名前のフォルダーにコピーします。このフォルダーは、ご使用の ZIETrans Web アプリケーションの .ear プロジェクトのルートにあります。customtables フォルダーが存在しない場合は、新規に作成します。
  2. ZIETrans プロジェクトを開きます。
  3. 「接続」ディレクトリーで名前をダブルクリックして、接続を編集します。
  4. 詳細設定」タブをクリックします。
  5. 「追加」をクリックします。
  6. 「パラメーターを追加」ダイアログで、「名前」のドロップダウン・リストから「CustomTable」を選択し、「値」フィールドにカスタム・テーブル・ファイルの名前を入力します。
  7. 「OK」をクリックして、「パラメーターを追加」ダイアログを終了します。
  8. 接続設定への変更を保存します。