マクロ関連アイコン

以下は「ホスト端末」ツールバーのマクロ関連アイコンのリストです。
マクロの記録

ZIETrans ホスト端末を使用して ZIETrans Toolkit でマクロを記録することができます。そのためには、ZIETrans ホスト端末画面で、「マクロの記録」アイコンをクリックします。「マクロの記録」ウィザードが表示され、ターゲット・プロジェクトの選択、マクロの名前の指定、マクロの説明の入力、およびマクロの保存場所の確認を行うことができます。オプション「記録中に自動的に画面キャプチャーを作成」により、マクロの記録中にナビゲートする各画面の画面キャプチャーを自動作成するよう指定できます。こうして作成されたこれらの画面キャプチャーは、後でマクロに変更を加える必要があるときに、 Visual Macro Editor で使用できます。このオプションはデフォルトで選択されています。 これらの項目を指定したら、「完了」をクリックします。

次に、「画面認識基準の定義」ウィンドウが表示されます。ZIETrans では、最初の画面に、明示的に定義された画面認識がなくてはならないためです。これで、ZIETrans ホスト端末画面を使用して、ホスト・アプリケーション内の任意の画面にナビゲートできるようになります。

マクロが ZIETrans ホスト端末内で既に開いている場合、「マクロの記録」アイコンが、新規マクロを記録するか開いているマクロに追加するかを尋ねます。開いているマクロに追加すると、マクロの記録が開始され、現在のマクロにアクションが追加されます。記録を開始するマクロ内の位置は、左側の「マクロ・ナビゲーター」ツリーで選択された内容と、選択されたノードの画面認識基準に現在の端末画面が一致するかどうかによって異なります。具体的には、次のとおりです。
  • 「マクロ・ナビゲーター」で画面ノードまたはアクション・ノードが選択されていて、選択された画面の認識基準と現在のホスト端末画面が一致する場合、新規のアクションは選択されたノードの先頭に追加されます。一致する画面ノード内でアクションが選択された場合、一致する画面内で選択されたアクションの直後に記録が開始されます。
  • 「マクロ・ナビゲーター」ウィンドウで画面ノードまたはアクション・ノードが選択されていて、ホスト端末画面が選択した画面の認識基準と一致しない場合、選択したノードの「次の画面」に新規画面ノードが追加され、新規画面ノードで記録が開始されます。
  • マクロ名に対応する「マクロ・ナビゲーター」ウィンドウで上位ノードが選択されている場合、ZIETrans はすべての画面ノードを検索し、現在の端末画面と一致するものを見つけ出そうとします。一致するものがあった場合、一致する画面の先頭から記録が開始されます。一致するものがなかった場合、最後の画面の「次の画面」に新規画面ノードが追加され、新規画面ノードで記録が開始されます。

抽出を挿入するステップまたはプロンプトを追加するステップのみのマクロは作成しないでください。作成すると、ユーザーが値を指定したときにページが変更されず、ユーザーが別のページへ移動することができなくなります。マクロがホストに戻らない場合、タイムアウトになるまで滞留します。

注: マクロから統合オブジェクトを作成する場合、以下の要件に従ってマクロを命名してください。
  • マクロの名前には、英字、数字、または下線文字のみを使用できます。
  • 名前の最初の文字を数字にすることはできません。
  • 2 バイト (全角) 文字は使用できません。
マクロの停止
マクロの記録を終了したら、「マクロを停止」アイコンをクリックします。
マクロの保存
マクロの記録を停止したら、「マクロを保存」アイコンをクリックしてマクロを保存する必要があります。
ステップイントゥ (F5)
「ステップイントゥ (F5)」アイコンをクリックすると、画面から、組み込まれた最初のアクションに入り、アクションを 1 つずつ実行できます。キーボードで F5 キーを使用しても、同じ機能が実行できます。これは、デバッグの目的で使用します。
ステップオーバー (F6)
「ステップオーバー (F6)」をクリックすると、画面から画面に (間にあるアクションをすべて実行しながら) 移動できます。キーボードで F6 キーを使用しても、同じ機能が実行できます。これは、デバッグの目的で使用します。
ステップ・リターン (F7)
「ステップ・リターン (F7)」をクリックすると、画面の下のアクションの実行を終了し、次の画面に移動します。キーボードで F7 キーを使用しても、同じ機能が実行できます。これは、デバッグの目的で使用します。
再開 (F8)
マクロの実行を再開するには、「再開 (F8)」アイコンをクリックするか、キーボードで F8 キーを押します。現在、マクロを実行している場合、これによって残りのマクロをすべて実行できます。
画面認識基準の定義

ZIETrans がホスト画面の突き合わせに使用する画面認識基準を設定できます。画面上の入力フィールド数または合計フィールド数、カーソル位置の座標、および、画面上に定義された長方形枠内または画面の任意の場所にあるテキスト・ストリングなどの基準を任意に組み合わせて、ホスト画面を認識させることができます。詳しくは、『画面認識基準または開始画面』を参照してください。

プロンプト・アクションを追加
ユーザーに情報の入力を求めるマクロが必要な場合は、「プロンプト・アクションを追加」をクリックして 「プロンプト・アクションを追加」ウィザードを表示します。ここで、プロンプトの名前とデフォルト値を指定できます。パスワードのようなユーザーが入力する情報が、ホスト画面に表示してはならない情報である場合は、「パスワード非表示」チェック・ボックスをクリックします。
注: プロンプト用に指定したデフォルト値はマクロ・ファイルに暗号化されないで保管されます。デフォルト値は、マクロ・エディターを使用してプロンプトを編集しているときは、暗号化されない状態で表示されます。したがって、プロンプトを使用してパスワードを指定することは適切ですが、セキュリティー上の理由から、パスワードのデフォルト値は指定しないでください。
このウィザードの「位置」セクションの「行」および「列」フィールドは、ユーザーが入力したプロンプト情報をホスト画面上のどこに配置するかを定義します。マクロの記録を開始する前に、ホスト画面上の特定の場所 (例えばパスワード用のフィールド) にカーソルを置いた場合は、「行」および「列」フィールドにはそのカーソル位置の値が入っています。ウィザードの「マクロ・プロンプトを処理」セクションでは、プロンプトをどのように処理するかを指定できます。以下のいずれかのラジオ・ボタンを選択できます。
ハンドラーを表示
ZIETrans Web プロジェクトの場合、ユーザーに必要な情報の入力を求めるための .jsp ファイルを選択し、ユーザーが情報を送信するためのボタンを組み込むことができます。default.jsp という名前のデフォルトのマクロ・ハンドラーが ZIETrans とともに出荷されます。このファイルを見つけるには、ZIETrans ToolkitZIETrans プロジェクトビューをクリックし、プロジェクト名を展開して、「Web コンテンツ」>「マクロ・イベント・ハンドラー」の順に展開します。独自のハンドラーを作成する場合は、必ず ZIETrans ランタイムに制御を戻してください。
注:
  1. 統合オブジェクトでは、選択された .jsp ハンドラーを無視します。代わりに、統合オブジェクト用の入力ページが作成され、値の入力を求めるプロンプトが入力ページ内に配置されます。生成された出力ページでは、統合オブジェクトが実行される前に、入力ページから渡された値を統合オブジェクトにコピーします。
  2. マクロがテキスト平面以外の平面から抽出する場合、「ハンドラーを表示」オプションは使用不可です。
注:
プロンプトをストリングに設定
プロンプトから戻す値がわかっている場合は、そのストリングを「ストリング」フィールドに入力できます。
グローバル変数へのプロンプトの設定
プロンプトの値をグローバル変数により入力する場合は、そのグローバル変数の名前を「名前」フィールドに入力するか、「グローバル変数」フィールドの隣のドロップダウン・メニューを使用して既存の変数を選択します。「拡張」ボタンをクリックすると、変数を共用にするか索引付きにするかを指定できます。索引付き変数の場合は、すべての索引を表示するのか、単一の索引を表示するのかを指定する必要があります。詳しくは、『グローバル変数との対話』を参照してください。
注:

プロンプトの値が、抽出によって設定されたグローバル変数に基づいていて、promptalltrue に設定されている場合、プロンプトの値が取り出されるまで抽出アクションは実行されません。このため、プロンプトで使用されるグローバル変数には値がありません。抽出とプロンプトにグローバル変数を使用する場合は、promptallfalse に設定する必要があります。

統合オブジェクトでは、グローバル変数に直接アクセスしません。代わりに、統合オブジェクト用の入力ページおよび出力ページはグローバル変数の値を取得し、実行前に統合オブジェクトに設定します。統合オブジェクトでアクセスできるのは共用グローバル変数のみです。

プロンプトをユーザー・リストからのプロパティーに設定
プロンプトでユーザー・リストにアクセスするには、ドロップダウン・リストから「ユーザー・プロファイル」を選択します。ユーザー・プロファイルは、「ユーザー・リスト・プロパティー」として、userid またはパスワードを使用するかどうかの決定に関するキーになります。詳しくは、『ユーザー・リスト』を参照してください。
注: ユーザー・リスト・プロンプトは、接続マクロでのみ使用できます。
Web Express ログオンの使用
Web 高速ログオンを使用するように ZIETrans アプリケーションを設定している場合は、「プロンプト・タイプ」ドロップダウン・リストでプロンプト・タイプをユーザー ID またはパスワードとして入力し、「アプリケーション ID」フィールドにアプリケーション ID を入力します。
注: 「プロンプト・タイプ」には正しい値が事前に入力されている必要があります。
選択を終えたら「OK」をクリックします。
抽出アクションを追加

ホスト画面から情報を抽出するマクロが必要な場合は、ホスト画面上の領域を選択し、「抽出アクションを追加」をクリックして 「抽出アクションを追加」ウィザードを表示します。ここでは抽出の名前を指定できます。このウィザードの「位置」セクションの「開始行」「開始列」「終了行」、および「終了列」フィールドは、ホスト画面上のどこから情報を抽出するかを定義します。長方形でホスト画面上の領域を指定してから 「抽出アクションを追加」をクリックすると、「位置」セクションのフィールドに、「抽出アクションを追加」ウィザードが表示されたときの値が入ります。

「抽出形式」は、以下のいずれかに設定できます。
  • この領域を 1 つのストリングとして抽出

    抽出されたテキストを 1 行の文字ストリングとして保存することを指定します。このオプションは、統合オブジェクト、グローバル変数、およびマクロ・ハンドラーに対してサポートされます。

  • この領域をストリングのリストとして抽出

    抽出されたテキストを複数行のストリングのリストとして保存することを指定します。このオプションは、グローバル変数およびマクロ・ハンドラーに対してサポートされます。統合オブジェクトでは、ストリングのリストは 1 つの連続するストリングとして扱われます。

  • この領域をテーブルとして抽出

    抽出されたテキストを、縦横に広がりを持つ (行と列がある) ストリングのテーブルとして保存することを指定します。このオプションは、統合オブジェクトおよびマクロ・ハンドラーに対してサポートされます。グローバル変数の場合、テーブルとして抽出された文字列は、1 つの連続した文字列になります。

    テーブル抽出の構成
    このページを使用してテーブルの列の形式を設定します。
    • Column name (列名)

      このフィールドを使用して、選択した列の見出しを変更します。

    • 列の展開

      列の展開では、列間で複数の文字を移動します。ある列を強調表示した状態にします。「左方」ボタンにより、その列の各行の最後の文字が強調表示した列の左側に移動し、強調表示した列の各行の最初の文字になります。「右方」ボタンにより、その列の各行の最初の文字が強調表示した列の右側に移動し、強調表示した列の各行の最後の文字になります。

    • 列の削減

      列の削減では、列間で複数の文字を移動します。ある列を強調表示した状態にします。「 左方」ボタンにより、強調表示した列の各行の最初の文字が移動して、強調表示した列の左隣の列の各行の最後の文字になります。「右方」ボタンにより、強調表示した列の各行の最後の文字が移動して、強調表示した列の右隣の列の各行の最初の文字になります。

    • マージ

      このボタンは、2 つの強調表示した列を単一の列にマージするために使用します。強調表示した列の文字列は 1 つの列内で結合されます。

    • 分割

      このボタンは、強調表示した 1 つの列を 2 つの別々の列に分割するために使用します。強調表示された列の文字は、2 つの新規列間で均等に分割されます。文字数が偶数でない場合は、左側の列が右側の列より 1 文字多く含みます。

      注:

      DBCS サポートと共にこの機能を使用する場合の考慮事項については、マクロの記録を参照してください。

ウィザードの「マクロ抽出を処理」セクションでは、プロンプトをどのように処理するかを指定できます。次のチェック・ボックスを選択できます。
ハンドラーを表示
ZIETrans Web アプリケーションの場合、抽出された情報をユーザーに表示するための .jsp ファイルを選択できます。ZIETrans には、default.jsp という名前のデフォルトのマクロ・ハンドラーが組み込まれています。このハンドラーは、ZIETrans プロジェクトビューで、プロジェクト名を展開し、「Web コンテンツ」>「マクロ・イベント・ハンドラー」を展開することにより、見つけることができます。独自のハンドラーを作成する場合は、必ず ZIETrans ランタイムに制御を戻してください。
注: 統合オブジェクトではこのオプションを使用しません。出力ページでは、代わりに、統合オブジェクトから抽出されたデータを取得して表示します。
グローバル変数として保存
グローバル変数の名前は「名前」フィールドに入力できます。または、ドロップダウン・メニューを使用して既存の変数を選択することもできます。「名前」フィールドで既存のグローバル変数を選択した場合は、次のいずれかのラジオ・ボタンを選択して、その既存の変数をどのように処理するのかを指定する必要があります。
  • この新しい値で既存の値を上書き
  • 特定の索引から開始して既存の値をこの新しい値で上書き。
  • この新しい値を既存の値の末尾に追加。
  • 特定の索引でこの新しい値を既存の値に挿入。
「共用」チェック・ボックスを選択することにより、この変数を共用するかどうかを指定することもできます。
注: 値を抽出し、抽出によって設定されたグローバル変数に割り当て、グローバル変数の値をプロンプトに使用する場合、promptallfalse に設定する必要があります。promptalltrue に設定されていると、プロンプトの値が取り出されるまで抽出アクションは実行されません。このため、プロンプトで使用されるグローバル変数には値がありません。

統合オブジェクトではグローバル変数に直接抽出しません。代わりに、統合オブジェクトの出力ページでは、実行後の統合オブジェクトからデータを取得して、グローバル変数を設定します。統合オブジェクトからアクセスできるのは、共用グローバル変数のみです。

選択を終えたら「OK」をクリックします。
ループの記録
マクロ内でループを記録する場合は、「ループの記録」をクリックしてから、ループが開始された画面に移動します。「次へ」をクリックし、最初の画面の画面認識基準を定義します。「次へ」をクリックして追加の基準を定義するか、「完了」をクリックしてメインの端末に戻ります。メインの端末で、ループの各サイクルで実行されるアクションを実行し、「次へ」を押します。「固有の画面が認識されときに終了します」 または「一定の反復回数の後に終了します」を選択してループの終了方法を決定し、後者の場合はその下にループの数を入力します。「次へ」をクリックしてループの最後の画面へ移動し、「完了」を押してループを終了します。
注: ループの画面を開始および終了するための画面認識基準は非常に重要です。開始画面と終了画面がほとんど同じ場合もあります。これらの画面を 1 つずつ注意深く区別する必要があります。
すべてのフィールドにプロンプト・アクションを追加
このアイコンを選択すると、「グローバル変数からすべてのフィールドを挿入 」ウィンドウが開きます。そこで、ドロップダウン・リストから 「格納済み画面名」を選択します。「画面キャプチャーを作成」 チェック・ボックスをオンにして画面キャプチャーを作成することもできます。「共用」チェック・ボックスを選択すると、グローバル変数が共用されるようになります。
注:
  1. プロンプト用に指定したデフォルト値はマクロ・ファイルに暗号化されないで保管されます。ホスト端末のマクロ・エディターまたは拡張マクロ・エディターでプロンプトを編集する場合、デフォルト値は平文で表示されます。したがって、プロンプトを使用してパスワードを指定することは適切ですが、セキュリティー上の理由から、パスワードのデフォルト値は指定しないでください。
  2. 統合オブジェクトにこのオプションを使用すると、ZIETrans によって、定義されたグローバル変数それぞれの統合オブジェクトにフィールドが追加されます。グローバル変数の値を設定するコードを記述し、実行前の統合オブジェクトにコピーする必要があります。これは、統合オブジェクトを実行する .jsp ページで実行できます。詳しくは、『統合オブジェクト・プロパティーの挿入』を参照してください。統合オブジェクトからアクセスできるのは、共用グローバル変数のみです。
すべてのフィールドに抽出アクションを追加
このアイコンを選択すると、「すべてのフィールドをグローバル変数から抽出」ウィンドウが開きます。そこで、ドロップダウン・リストから格納済み画面名を選択できます。この名前はすべてのフィールド用に作成されるグローバル変数の接頭部としても使用されます。保護フィールドのテキストを実行時に取得する場合は、「全フィールド」オプションを選択します。保護フィールドのテキストを変換 JSP 内で静的にする場合は、「入力フィールド」オプションを選択します。「共用」チェック・ボックスを選択すると、グローバル変数が共用されるようになります。
注: 統合オブジェクトにこのオプションを使用すると、ZIETrans によって、定義されたグローバル変数それぞれの統合オブジェクトにフィールドが追加されます。実行後の統合オブジェクトから共用グローバル変数にデータをコピーするコードを記述する必要があります。これは、統合オブジェクトを実行する .jsp ページで実行できます。詳しくは、『統合オブジェクト・プロパティーの挿入』を参照してください。統合オブジェクトからアクセスできるのは、共用グローバル変数のみです。
キーパッドの表示/非表示

このアイコンでは、端末キーパッドを表示または非表示にすることができます。

テキスト OIA の表示

「テキスト OIA の表示」 (オペレーター情報域) アイコンを使用すると、端末画面上のカーソルの正確な行と列の位置が示されます。また、入力が禁止されているかいないかも示されます。