ZIETrans リッチ・クライアント・アプリケーションの管理

ZIETrans リッチ・クライアント・アプリケーションの場合、ログ設定やトレース設定などのランタイム設定は、ランタイム拡張プラグイン (com.ibm.hats.rcp.runtime.extension) の 2 つのファイルで指定されます。
  • runtime.properties ファイルは、ランタイム環境および「実行」モードで稼働するローカル・テスト環境で、ZIETrans によって使用される設定を指定するために使用されます。
  • runtime-debug.properties ファイルは、「デバッグ」モードで稼働するローカル・テスト環境で使用されるランタイム設定を指定するために使用されます。

ZIETrans Toolkit で、これらのファイルを編集して、設定 (トレースやトレース・レベルの設定など) を変更できます。ファイルは、ランタイム拡張プラグイン・プロジェクトのルートにあります。ZIETrans Toolkit で runtime.properties ファイルが変更された場合、その変更は保持され、ZIETrans アプリケーションをランタイム環境に展開するときに有効になります。ランタイム環境では、runtime.properties ファイルが ランタイム拡張 プラグイン・ディレクトリー (例えば、<eclipse_install_dir>/eclipse/plugins/com.ibm.hats.rcp.runtime.extension_1.0.0) にあります。runtime-debug.properties ファイルは、ランタイム環境では無視されます。これらのファイルでのログ設定とトレース設定について詳しくはランタイム・プロパティー・ファイルを参照してください。

ログ設定とトレース設定を構成し、ランタイム環境で問題判別データを収集する方法について詳しくは、設定を参照してください。

ワークスペース内には、1 つのランタイム拡張プラグイン・プロジェクトがあり、ランタイム環境にはプラグインの 1 つのバージョンだけがあります。そのため、単一の ZIETrans リッチ・クライアント・ランタイム環境では、ログおよびトレース設定は、すべての ZIETrans リッチ・クライアント・アプリケーションで同じです。

ライセンス設定は、ランタイム拡張プラグイン (com.ibm.hats.rcp.runtime.extension) の runtime.properties ファイルにも保管されます。そのため、ライセンスのトラッキングは、個々の ZIETrans リッチ・クライアント・アプリケーションのレベルではなく、リッチ・クライアント環境レベルで実行されます。ユーザーが購入済みのライセンス数を超えた場合、ログに警告メッセージが表示されます。