ZIETrans リッチ・クライアント・プロジェクトの処理

ZIETrans Web プロジェクトと同様に、新規のzietrans リッチ・クライアント・プロジェクトを作成すると、フォルダーのセットが作成され、ZIETrans ファイルを整理するために利用できます。以下にデフォルト・プロジェクトの例を示します。最上位のフォルダーの名前は、作成するプロジェクトに付けた名前と同じです。このフォルダーの中には、zietrans プロジェクトで定義したオブジェクトを含む他の上位フォルダーが入っています。一部のフォルダーは、特定のオブジェクトが作成されるまで表示されません。

図 1. 「ZIETrans リッチ・クライアント・プロジェクト」ビュー
「ZIETrans プロジェクト」ビュー
プロジェクトのセットアップ方法に応じて、これらのフォルダーの一部またはすべてがZIETrans プロジェクト「」ビューに表示されます。また、ZIETrans プロジェクトビューに表示するフォルダーを指定することや、ファイル拡張子を非表示にすることもできます。詳しくは、ZIETrans プリファレンスの使用を参照してください。
注:
  1. リッチ・クライアント・プロジェクトでは、「リッチ・クライアント・コンテンツ」フォルダーが表示されます。ここに、Web プロジェクトによって「Web コンテンツ」フォルダーが表示されます。
  2. 「リッチ・クライアント・コンテンツ」フォルダーは、リッチ・クライアント・プロジェクトの root レベルに表示されます。ただし、プロジェクトには実際の「リッチ・クライアント・コンテンツ」フォルダーはありません。Web プロジェクト用に表示される「Web コンテンツ」フォルダーとの整合性を作成するためにのみ、1 つのフォルダーが動的に表示されます。
  3. 動的に表示された「リッチ・クライアント・コンテンツ」フォルダーの下に表示されるフォルダーのいくつかは、「ソース」フォルダーの下にも表示されます。
  4. 動的に表示されたリッチ・クライアント・フォルダー用のラベル・デコレーターが正しく装飾しないことがあります。これは、それらのフォルダーがプロジェクト内の物理フォルダーにマップしていないためです。

プロジェクトのファイルの編成をわかりやすくするために、これらの上位サブフォルダーの内部にもフォルダーを作成することができます。例えば、プロジェクト用の画面キャプチャーを作成するときに、「画面キャプチャー」フォルダーの下に、取り込んだ画面を編成してグループ化するためのフォルダーを作成することができます。フォルダーを作成するには、ツリー内の上位フォルダーの 1 つを右マウス・ボタンでクリックし、「新規 ZIETrans」>「フォルダー」を選択します。ファイルを別のフォルダーに移すには、該当ファイルを右マウス・ボタンでクリックして「移動」を選択するか、ドラッグ・アンド・ドロップ方式を使用します。

ZIETrans パースペクティブの「ナビゲーター」ビューに移動することで、ZIETrans プロジェクトをチーム環境で共用できます。プロジェクトを右クリックして、「チーム」>「プロジェクトの共用」を選択します。リストからリポジトリー・タイプを選択し、「次へ」をクリックします。 Eclipse は、いくつかのリポジトリーをサポートしています。詳しくは、Eclipse の資料を参照して「repository」を検索してください。

注: ZIETrans プロジェクトでバージョン管理システムを使用する場合は、resourceUpdate.sts ファイルを無視するようにバージョン管理システムを設定します。このファイルは、ツールキット内でプロジェクトをテストするときに自動的に生成されます。このファイルはバージョン管理では不要であり、バージョン管理下で ZIETrans プロジェクトを設置する前に安全に無視したり削除したりできます。

このファイルをバージョン管理から除外するには、「ウィンドウ」->「設定」->「チーム」->「無視するリソース」を開いて「パターンの追加 」クリックし、新規パターンを追加します。resourceUpdate.sts を入力して、「OK」をクリックします。無視するパターンのリストで新規パターンが選択されていることを確認し、「OK」をクリックして設定を保存します。