関連する ZIETrans 設定

以下の設定では、ZIETrans 画面設定を直接構成できません。ただし、画面設定に影響するため、参考のためにここで説明します。
Name 設定場所 説明
negotiateCResolution この接続プロパティーは、 ZIETrans Toolkit の接続エディターにある「拡張」タブの拡張接続設定テーブルに追加することができます。

.hco ファイルのソースでは、このプロパティーは <otherParameters> タグの項目になります。

ZIETrans で使用される telnet クライアント (HACL) に、TN3270E 接続でコンテンション解消を折衝するかどうかを通知します。デフォルトは true です。

このパラメーターを false に設定すると、ZIETrans は Telnet サーバーからのコンテンション解消を要求しません。コンテンション解消は使用されないため、このホストの ZIETrans 画面設定が実行され、タイミング計画が使用されます。

この機能とこの機能を使用不可に設定する理由について詳しくは、コンテンション解消 (TN3270E のみ)を参照してください。

コンテンション解消は、ホスト・タイプが TN3270E の場合だけに要求されるので、ホスト・タイプを TN3270E ではなく TN3270 に変更すると、副次作用として ZIETrans 画面設定が同じ影響を受けます。

connecttimeout ZIETrans 接続エディターの「基本」では、この接続プロパティーに「指定された秒数の経過後に接続試行を中止」というラベルが付けられます。
.hco ファイルのソースでは、これは <hodconnection> タグの connecttimeout 属性です。
注: これは、接続エディターで拡張接続プロパティーを追加するときにドロップダウン・リストに表示される connectionTimeout パラメーターではありません。これは、新規のプロパティーであり、ZIETrans が使用可能なプロパティーのリストを要求したときに、Host On-Demand 製品から ZIETrans に公開されます。ZIETrans パラメーターまたは ZIETrans 画面設定とは関係ありません。
接続プール (プールが使用可能な場合) または新規接続から、接続が使用可能になるまでサーバーが待機する時間を秒単位で指定します。デフォルトは、120 ミリ秒です。新規接続は、ホストとの通信が開始され、使用可能なホスト画面を受信したときに、使用可能になります。完全にブランクの画面は、ignoreBlankStartupPS 画面設定フラグが false に設定されない限り、使用不可と見なされます。
  • ignorepauseforenhancedtn
  • ignorepauseoverrideforenhancedtn
  • delayifnotenhancedtn
これらのマクロ・プロパティーは、マクロのソース・ビューで指定できます。詳しくは、タイミングの問題を参照してください。 ホストによるデータ送信の完了時には、マクロでも画面設定と同じ状況が発生します。そのため、「拡張マクロ・ガイド」で説明するこれらのプロパティーおよびその説明をここでも紹介します。

これらのマクロのプロパティーでは、コンテンション解消を使用できる環境と使用できない環境の両方でマクロ開発者が単一バージョンのマクロをサポートしようとする際に直面する問題を解決できます。これらのプロパティーを使用して、コンテンション解消を使用できない環境に必須であるマクロの <pause> エレメントを、コンテンション解消を使用する環境でどのように実行するかを制御します。

<HAScript> のプロパティー ignorepauseforenhancedtn のデフォルト値は、false です。この値は、<pause> エレメントが常に処理されることを表します。この値を true に変更すると、コンテンション解消の使用時に <pause> エレメントが無視されます。

<pause> のプロパティー ignorepauseoverrideforenhancedtntrue に設定すると、<pause> エレメントがスキップされずに、必ず実行されます。<HAScript> エレメントの ignorepauseforenhancedtntrue に設定した、コンテンション解消を使用可能な環境でも、同様に <pause> エレメントが実行されます。

ignorepauseforenhancedtn の値が true の場合は、コンテンション解消を活用するために、<HAScript> のプロパティー delayifnotenhancedtn を必ず使用する必要があります。マクロは、コンテンション解消を使用できない環境でも使用されることがあります。このプロパティーでは、OIA の変更時に発生する遅延をミリ秒単位で指定します。デフォルトは、0 です。

これらのプロパティーについて詳しくは、「タイミングの問題」を参照してください。