複数のレンダリング・セットの例

ZIETrans アプリケーションを 1 つ作成し、ユーザーがそのアプリケーションから、互いにまったく異なるように見える 2 つのホスト・アプリケーションにアクセスできるようにしたいと仮定します。この時、各アプリケーションに異なるレンダリング・セットを使用する一方で、ZIETrans のデフォルトのレンダリングを活用して固有の画面カスタマイズをできるだけ少なくしたいと考えたとします。

その場合は、以下の操作によって、これら 2 つのアプリケーション APPA と APPB を呼び出します。
  1. APPA 用に調整したレンダリング・セットを作成します。
  2. APPB 用に調整したレンダリング・セットを作成します。
  3. APPA レンダリング・セットのパラメーターを使用したデフォルトのレンダリング・タグを持つ変換「APPA」を作成します。
  4. APPB レンダリング・セットのパラメーターを使用したデフォルトのレンダリング・タグを持つ変換「APPB」を作成します。
  5. APPA の最初の画面だけを認識し、以下のアクションを実行する画面カスタマイズ APPAfirst を作成します。
    1. グローバル変数「WhichApp」を「APPA」に設定します。
    2. 変換 APPA を適用します。
  6. APPB の最初の画面だけを認識し、以下のアクションを実行する画面カスタマイズ APPBfirst を作成します。
    1. グローバル変数「WhichApp」を「APPB」に設定します。
    2. 変換 APPB を適用します。
  7. グローバル変数「WhichApp」が「APPA」である場合に真であることを認識し、以下のアクションを実行する画面カスタマイズ APPArest を作成します。変換 APPA を適用します。
  8. グローバル変数「WhichApp」が「APPB」である場合に真であることを認識し、以下のアクションを実行する画面カスタマイズ APPBrest を作成します。変換 APPB を適用します。
  9. プロジェクト設定の「イベント」タブで画面カスタマイズを以下の順に並べます。APPAfirst、APPBfirst、APPArest、APPBrest