管理の有効範囲の選択

管理の有効範囲を選択できます。ZIETrans 管理コンソールでは、HttpSession の存続期間にわたる管理の有効範囲のリストが維持されます。最初の管理の有効範囲は、デフォルトでは、ZIETrans 管理コンソールへのアクセスに使用される ZIETrans アプリケーションの ZIETrans Enterprise Application (.ear) として選択されています。同じ WebSphere® セル内に展開されている別の ZIETrans Enterprise Application を管理するように管理の有効範囲を変更できます。

管理の有効範囲を変更する際に、インストールされている ZIETrans Enterprise Application を ZIETrans 管理コンソールが検出できるようにホストとポートに関する情報を提供することが重要です。指定するポート値は、アクティブな WebSphere BOOTSTRAP_ADDRESS ポートでなければなりません。各 WebSphere アプリケーション・サーバー、ノード、およびセルには、BOOTSTRAP_ADDRESS ポートがあります。1 つの WebSphere リソースにポート値を指定すると、そのリソースに展開されている ZIETrans Enterprise Application の管理が可能になります。WebSphere ノードのホストとポートを指定すると、そのノードにインストールされているすべての ZIETrans Enterprise Application の管理が可能になります。BOOTSTRAP_ADDRESS ポートの詳細については、WebSphere Application Server の資料を参照してください。

機密保護機能のある環境では、管理者が管理の有効範囲を変更しようとすると、ZIETrans 管理コンソールで次のメッセージが表示されることがあります。

There was a problem in trying to manage the scope you selected. There are no ZIETrans applications found. Your management scope has not been changed.

機密保護機能のある WebSphere 環境で、管理対象の使用可能なアプリケーションのリストにデータを設定するための通信を実行する権限がユーザーにない場合に、この問題が発生することがあります。

WebSphere でユーザー・レジストリーにローカル・オペレーティング・システムを使用している場合、ZIETrans 管理コンソールへのアクセスで使用するユーザー名に、ローカル・オペレーティング・システムのレジストリーでの管理者権限を設定する必要があります。WebSphere でユーザー・レジストリーに LDAP を使用している場合は、ZIETrans 管理コンソール へのアクセスで使用するユーザー名は、 WebSphere で LDAP へのアクセスで使用するサーバー ID である必要があります。