統合オブジェクトの使用

この章では、ホスト・アプリケーションとの対話をカプセル化する Java™ Beans である、統合オブジェクトについて説明します。統合オブジェクトをサポートしているのは、ZIETrans Web アプリケーションのみです。

次の条件のいずれかに該当する場合には、統合オブジェクトを使用する必要がある場合があります。
  • ご使用のアプリケーションが複数のホスト・アプリケーションに接続する。
  • ホストとの対話を Enterprise JavaBeans (EJB) アプリケーションまたは Web サービスにカプセル化する必要がある。これらのプロセスについては、「概要」に説明があります。
  • マクロの入力および出力に基づいて Web ページを構築する必要がある。
統合オブジェクトを作成すると、これを次のようなさまざまな用法で使用できます。
  • ビジネス・ロジックから統合オブジェクトを実行する。
  • 統合オブジェクトの入力および出力に基づいて、モデル 1、Struts、または JSF の Web ページを構築する。
  • 統合オブジェクトをチェーニングして、統合オブジェクトを順番に実行できるようにする。
  • 「URL に転送」アクションを実行して、変換指向の ZIETrans プロジェクトから、1 つ以上のチェーニングされた統合オブジェクトを呼び出す JSP に制御を渡す。
統合オブジェクトを使用して実行できるその他の高度なタスクについては、「概要」を参照してください。次のようなタスクについての説明があります。
  • 統合オブジェクトを使用して、ホスト・アプリケーションに含まれるビジネス・ロジックとトランザクションへの標準プログラミング・インターフェースを提供する、サービス指向アーキテクチャー (SOA) 資産を作成するために使用できる、従来型 (WSDL ベース) または RESTful の Web サービスを作成する。
  • ZIETrans EJB プロジェクトで統合オブジェクトを作成することにより、ZIETrans Enterprise JavaBeans (EJB) アプリケーションを作成する。
  • 統合オブジェクトの Java コードを変更する。