ZIETrans リッチ・クライアント・アプリケーションの開発とデプロイ
ZIETrans は、Eclipse リッチ・クライアント・プラットフォーム (Eclipse RCP) で実行されるリッチ・クライアント GUI アプリケーションを使用して、既存のhost・アプリケーションへのアクセスを変換する機能を提供します。
Eclipse RCP は、Eclipse プラットフォーム (オープン・ソースのツール・プラットフォームとして最も良く知られる) によって提供されているプラグインのサブセットです。Eclipse RCP の導入により、Eclipse で提供されるコア機能を使用して、ユーザーのデスクトップを対象としたネイティブ・クライアント・アプリケーションを構築できます。Eclipse RCP について詳しくは、「https://www.eclipse.org/」を参照してください。
リッチ・クライアント環境は、従来の Web 環境では使用できない、以下のような機能を提供します。
- 応答時間の短縮
- 固有のタブ・フォルダー制御、編集可能なコンボ・ボックス、ツールバー、メニュー・バー、テーブルなど、固有度の高いアプリケーション外観を提供するユーザー・インターフェース (UI) ウィジェットの豊富な組み合わせ。
- WebSphere® Application Server または WebSphere Portal との依存関係がないこと。
- クライアント・サイドの処理 (単一サーバー上に集中するのではなく、分散される)。
- 3270E 印刷ジョブをユーザーのローカル・プリンターで直接印刷
リッチ・クライアント・アプリケーションの開発に関する追加情報およびヘルプは、 Eclipse のヘルプ目次にあります。メニュー・バーの「ヘルプ」>「ヘルプ目次」を選択し、「rich client」を検索します。
ZIETrans リッチ・クライアント・アプリケーションと ZIETrans Web アプリケーションの間の主なアーキテクチャーの違いは、Telnet ソケット接続をどこで開始するかという点です。リッチ・クライアント・アプリケーションを使用する場合、従来の ZIETrans Web アプリケーションと同様に、ソケット接続は WebSphere Application Server ではなく、ユーザーのワークステーションから開始します。リッチ・クライアント・アプリケーションは、ユーザーのワークステーション上にクライアントを必要とするため、これらのアプリケーションは主に、従来のファット・クライアント端末エミュレーターの使用に慣れた内部ユーザーを対象としています。