配布用の Eclipse クライアント環境のパッケージ化

Eclipse のベースとなる Eclipse SDK では、ZIETrans アプリケーション・プラグインと他のすべての必要なプラグインを組み込んだ完全な Eclipse クライアントを生成できます。このクライアントは、個々のクライアント・システムに配布し、スタンドアロンのアプリケーションとして実行できます。
注: 以下の指示に従う場合、ZIETrans リッチ・クライアント・プラグイン・プロジェクトが作成されていて、ローカル・テスト環境で実行されていることが前提となります。

クライアント・パッケージを作成するには、以下のステップを実行します。

  1. ZIETrans プロジェクトビューで、ZIETrans リッチ・クライアント・プロジェクトを右クリックし、ポップアップ・メニューから「新規 ZIETrans」>「製品構成」を選択します。これにより、「新規製品構成」ウィザードが起動します。このウィザードは、Eclipse メニュー・バーから「ファイル」>「新規」>「その他」>「プラグイン開発」>「製品構成」>「次へ」を選択することでも起動できます。
  2. com.ibm.ZIETrans.rcp.runtime.extension プラグイン・プロジェクトのフォルダーを親フォルダーとして選択します。
  3. 「ファイル名」フィールドに「hostaccess.product」と入力します。
  4. 「起動構成の使用」ラジオ・ボタンを選択して、hostaccess を選択します。
    注: この例では、hostaccess は、ローカル・テスト環境でアプリケーションのテストを行ったときに使用した「実行」または「デバッグ」の構成のデフォルト名です。
  5. 「完了」をクリックします。
  6. 「概要」タブをクリックし、「Eclipse 製品のエクスポート・ウィザード」のリンクをクリックします。
  7. 「宛先」の下の「ディレクトリー」フィールドに、Eclipse 製品のエクスポート先ディレクトリーの名前を入力します。例えば、c:\hostaccess です。あるいは、アーカイブ (.zip) ファイルにエクスポートすることもできます。これは、クライアント・パッケージを 1 つのファイル・ダウンロードとして使用できるようにする場合に便利です。
  8. 「エクスポート・オプション」で、「メタデータ・リポジトリーの生成」をクリアします。
  9. 「完了」をクリックします。

完全な Eclipse クライアント環境が作成されます。アプリケーションをテストするには、Windows Explorer を使用して c:\hostaccess ディレクトリーにナビゲートします。eclipse フォルダーで、eclipse.exe をダブルクリックします。このディレクトリーは、zip して個々のクライアント・マシンにダウンロードできます。クライアント・システムでは、互換性のある Java™ ランタイム環境 (JRE) 以外のものは不要です。