複数の使用禁止画面の処理

場合によっては、複数の使用禁止またはロックされた画面があり、その条件をクリアするにはそれぞれ異なるアクションが必要である可能性があります。そのため、そのようなケースを処理するために複数の特別な画面カスタマイズを作成し使用する必要がある可能性があります。「ソース」タブの OIA 行の invertmatchtrue に変更するのに加えて、「画面認識基準」タブに他の基準を追加し、各画面カスタマイズが固有で、該当するときにのみ起動されるようにする必要がある場合があります。

例えば、ユーザーが保護フィールドにテキストを入力しようとすると、ホスト画面がロックされる可能性があります。この場合、「Cursor in protected area of display」メッセージが表示される可能性があります。この条件をクリアするには、ユーザーは無保護領域にカーソルを移動しなければなりません。これを自動化するために、特別な画面カスタマイズを作成できます。OIA 領域に invertmatch="true" を設定するのに加えて、メッセージ・テキスト「Cursor in protected area of display」の検索も行います。一致するものが存在すれば、そのカスタマイズは、カーソルを保護領域から移動し OIA 状況をクリアするマクロを実行するアクションを持つことができます。

同じシステム上で、例えばユーザーが無効なファンクション・キーを押した場合に画面がロックされるという、2 つ目の条件があることがあります。この場合、エラー画面上に「Invalid function key pressed」のテキストが表示されます。この条件をクリアするには、ユーザーは Enter キーを押す必要がある可能性があります。これを自動化するために、別の特別な画面カスタマイズを作成できます。ここでも OIA 領域に invertmatch="true" を設定しますが、テキスト「Invalid function key pressed」と突き合わせます。このアクションのため、この画面カスタマイズは Enter キーをホストに送信します。

特定の環境によっては、単に OIA 基準を DONTCARE に設定し、端末エミュレーターを使用して処理するように、ユーザーがその状態を処理できるようにすることによって、使用禁止画面を処理することが、最も容易である場合があります。しかし上記で示したように、1 つ以上の特別な画面カスタマイズを作成すれば、ZIETrans が使用禁止画面を自動的に認識し処理できるようにすることも可能です。