JDBC ボールト Credential Mapper プラグインのボールト・パラメーター

CMPIVaultPlugin に対するボールト・パラメーターを追加します。JDBC ベースの ボールト・ホスト・セキュリティーを使用する環境の場合は、ボールト・プラグイン・パラメーターを追加します。このモデルは、DCAS パスチケット環境で ネットワーク ID およびホスト ID の関連付けに使用する データベース・メカニズムと同一です。唯一の違いは、ボールト・スタイル認証では CMPI_VAULT_DB_HOSTPW パラメーターが 必要な点です。

必須ボールト・パラメーター: 以下のボールト・パラメーターは必須です。

CMPI_VAULT_DB_ADDRESS
これは、データベースのアドレスを表す URL ストリングです。このストリングの例は、jdbc:db2://dtagw:6789/CMTEST です。
CMPI_VAULT_DB_NET_DRIVER
このストリングは、ネットワーク・データベース・ドライバーとして機能する クラスの名前を含みます。このストリングの例は、COM.ibm.db2.jdbc.net.DB2Driver です。このクラスの場所は既存のクラス・パスにあると想定されます。
CMPI_VAULT_DB_USERID
これは、データベースにアクセスするときに使用するユーザー・アカウントの ID です。
CMPI_VAULT_DB_CASE_SENSITIVE
このパラメーターでは、ボールト・プラグインでユーザーのアプリケーション ID とネットワーク ID を小文字に変換し、lcase() メソッドを使用して HCM データベースに SQL 照会を行うかどうかを指定します。lcase() メソッドをサポートしない SQL アプリケーションを使用する場合、このパラメーターを true に設定する必要があります。
CMPI_VAULT_DB_PASSWORD
これは、データベースにアクセスするときに使用するユーザー・アカウントのパスワードです。
CMPI_VAULT_DB_TABLE
このエントリーは、必要な照会に使用されるテーブルを識別します。

以下の 5 つのパラメーター値は、Credential Mapper データベースの列名に 正確に一致していなければなりません。

CMPI_VAULT_DB_NETID_COL_NAME
このエントリーは、ネットワーク ID 値 (NETWORKID) を含む列の名前を識別します。
CMPI_VAULT_DB_HOSTADDR_COL_NAME
このエントリーは、ホスト・アドレス値 (HOSTADDRESS) を含む列の名前を 識別します。
CMPI_VAULT_DB_HOSTAPP_COL_NAME
このエントリーは、ホスト・アプリケーション値 (APPLICATIONID) を含む列の名前を 識別します。
注: アプリケーション ID は 3270 ホスト・タイプの場合にのみ 使用されます。
CMPI_VAULT_DB_HOSTID_COL_NAME
このエントリーは、ユーザーのホスト識別値 (HOSTID) を含む列の名前を 識別します。
CMPI_VAULT_DB_HOSTPW_COL_NAME
このエントリーは、ユーザーのホスト・パスワード (PASSWORD) を含む列の名前を 識別します。

上記のパラメーターによって指定された情報に基づいて、データベースの SQL 照会を作成して ホスト ID を取得できます。この照会は、ネットワーク ID、ホスト・アドレス、およびホスト・アプリケーションを照会のキーとして使用します。結果は ホスト識別の列で示されます。照会が正常に終了すると、ユーザー ID およびパスワードが戻されます。

オプションのボールト・パラメーター: 以下のボールト・パラメーターはオプションです。

CMPI_VAULT_TRACE_LEVEL
このパラメーターは、Vault プラグインのトレース・レベルを指定します。トレース・メッセージは ZIETrans トレース・ファイルに記録されます。トレース・レベル値には、以下の設定があります。
  • 0 = なし: トレースなしこれはデフォルトです。
  • 1 = 最小: API、パラメーター、戻り値、およびエラーをトレースします。
  • 2 = 通常: 最小のトレースに加え、内部 API、パラメーター、および通知メッセージもトレースします。
  • 3 = 最大: Normal に加え Java™ 例外をトレースします。
CMPI_VAULT_DB_PRESERVE_WHITESPACE
このパラメーターは、信任状要求パラメーターから空白文字を除去するかどうかを 示します。true の場合は、空白文字を除去しません。デフォルトは false です。