一時画面の処理

一時画面は、ユーザーが応答するアプリケーション画面 (意図された画面) を表示するまでの最低限の期間だけクライアントで表示するために、ホストから意図的に送信されるホスト画面です。一時画面の 2 つの例は、以下のとおりです。
  • Please wait」というメッセージ、またはその他の処理中を表すメッセージ
  • アプリケーション内、アプリケーション間、またはログオン画面から他の画面への移動中にホストが発行した画面クリア・コマンドによって生成されたブランク文字だけを含むブランク画面。
注: マクロでの一時画面の処理については、一時画面の処理を参照してください。

標準のエミュレーターを実行しているユーザーは、一時的に表示され、意図された画面に置換される一時画面に気付かないこともあります。ZIETrans が一時画面を受信すると、ホストがデータ送信を完了したと ZIETrans が誤って判断することがあります。一時画面は、使用可能な画面カスタマイズと比較され、ほとんどの場合、デフォルトの変換によってレンダリングされて、クライアント・ブラウザーに表示されます。一時画面と置換するための意図された画面がホストから送信されますが、ZIETrans では、そのブラウザー更新に関する画面確定が完了しているため、ホスト画面更新を待つことも処理することもありません。意図されていない一時画面が変換されていることにユーザーが気付いて、「最新表示」 をクリックすると、ZIETrans は、現在のホスト画面と同期し、クライアント・ブラウザーが正しく更新されます。この結果は全体としては不本意であり、通常は画面確定までの遅延時間の調整により、場合によっては自動最新表示機能のいずれかを使用可能にすることにより防止できます。

望ましくないこのシナリオを除去する別の方法は、一時画面に一意に一致し、他の画面に一致しない 1 つ以上の画面カスタマイズを作成して、適切なアクションを取ることです。このアクションには何も組み込むことができません。このアクションは、短い <pause> エレメントのみを含む簡単なマクロの「マクロを実行」アクションを使用してインプリメントできます。画面カスタマイズ・アクション・リストの処理後に ZIETrans が実行する画面確定アクションと組み合わせると、ブラウザー更新要求に応答するための目的の画面を受信するまで ZIETrans が待機する結果になります。画面カスタマイズに認識基準を作成する場合は、ユーザーに対して表示する画面と一致しないように注意する必要があります。

ZIETrans では、追加の画面確定設定が提供されます。これらの設定により、画面カスタマイズとマクロを作成しなくてよいため、ブランク画面の処理が簡単になります。ブランク画面の処理を簡略化するこれらのカスタマイズ設定では、ZIETrans がブランク画面を確定した場合に実行するアクションを指定できます。指定できるアクションは、待機、特定のホスト・キーの送信、画面認識処理への移行のいずれかです。

初期画面でのブランク画面処理については、2 つの追加画面確定接続設定を使用できます。初期ブランク画面処理の構成については、接続の管理画面処理を参照してください。