問題判別コンポーネントの管理

ZIETrans 管理コンソールでは、問題解決時に役立つロギングとトレースをモニターできます。左側のナビゲーション・フレームの「トラブルシューティング」という見出しの下にあるリンクを選択して、ログ内のメッセージを表示したり、ログ設定やトレース設定を変更したりできます。このような問題判別補助機能の設定は、プロパティー・ファイルに維持されています。

ランタイム環境で実行されている ZIETrans 管理コンソールへのアクセス中に設定を変更すると、この変更は runtime.properties ファイルに保存されます。この方法は推奨しませんが、ファイルを直接編集して設定を変更することもできます。このファイルは ZIETrans Enterprise Application の was_dir/installedApps/ear_name ディレクトリーに格納されています。

ZIETrans Toolkit 内のローカル・テスト環境で実行されている ZIETrans 管理コンソールへのアクセス中に設定を変更すると、この変更は異なる 2 つのファイルのいずれか 1 つに保存されます。「サーバーで実行」モードで実行している場合は、変更は runtime.properties ファイルに保存されます。「サーバーでデバッグ」モードで実行している場合は、変更は runtime-debug.properties ファイルに保存されます。詳しくは、『ZIETrans Toolkit での管理コンソールの開始』を参照してください。ファイルを直接編集して設定を変更することもできます。これらのファイルは ZIETrans Toolkit の .ear プロジェクトのルートにあります。ZIETrans Toolkit で runtime.properties ファイルが変更された場合、その変更は保持され、ZIETrans アプリケーションをランタイム環境に展開するときに有効になります。runtime-debug.properties ファイルは、ランタイム環境では無視されます。

注: WebSphere® Application Server for z/OS® 上で実行している場合、runtime.properties ファイルを編集するときには ASCII エディターを使用してください。この場合、このファイルをワークステーションに例えば FTP を使用して転送し、ファイルを編集した後でこのファイルを送り返します。また、アプリケーション・サーバーのアクティブなサーバントごとに runtime.properties のコピーがあります (サーバントのアドレス・スペース ID により区別されます)。アプリケーション・サーバーの再始動後も変更を維持するには、基本 runtime.properties ファイルを変更します。

これらのファイルでのログ設定とトレース設定について詳しくは、ランタイム・プロパティー・ファイルを参照してください。