信任状マッパー・プラグインの作成

ZIETransには、いくつかの信任状マッパー・プラグインが用意されています。これらを使用しない場合は、独自のプラグインを作成できます。

信任状マッパー・プラグインの機能は、ユーザーのネットワーク ID (および必要に応じてアプリケーション ID) を取得し、適切なホスト信任状を取得することです。Web Expressログオンの実装では、この処理中に Java™ Database Connectivity (JDBC) によるアクセスが可能なデータベースを経由してユーザーのネットワーク ID をホスト ID にマップします。ただし、この処理を他の方法 (LDAP など) で行いたい場合があります。そのような理由により、独自の信任状マッパー・プラグインを作成したい場合があります。

DCAS/JDBC プラグインでは、z/OS® ログインを自動化するために、ZIETrans はユーザーのネットワーク ID をホスト ID に関連付け、アプリケーション ID とともにホスト ID を取得し、RACF 生成のパスチケットを z/OS のコンポーネントである Digital Certificate Access Server (DCAS) から取得します。このパスチケットは、ユーザーがホストにサインオンするときに使用されます。使用環境によっては、提供されるプラグインの JDBC 関連アスペクトを使用したくない場合があります。このため、ZIETrans には DCAS API が用意されています。この API を使用すれば、RACF 生成のパスチケットにアクセスできます。