ZIETrans 管理コンソールの役割

ZIETrans 管理コンソール は WebSphere® セキュリティーにバインドされています。つまり、 WebSphere Application Server セキュリティーが使用可能な場合には、システム管理者には ZIETrans 管理用タスクを実行するための適切な認証が必要となります。ZIETrans により使用されるセキュリティー機能は、Java™ EE フォーム・ベースの認証プロセスに基づいています。WebSphere Application Server セキュリティーが使用可能な場合には、ZIETrans 管理コンソール の操作はユーザー ID に定義されている役割に基づいて制限されます。ZIETrans 管理コンソールの使用については次の 3 種類の役割が定義されます。各役割ではそれぞれ実行できる機能が異なります。

ZIETransAdministrator
この役割は完全な管理能力を備えており、以下のすべてのタスクを実行できます。
  • ライセンス情報の管理
  • 管理の有効範囲の選択
  • アクティブな接続、接続プール、接続プール定義、ユーザー・リスト、およびログの表示
  • アクティブな接続の終了
  • ログおよびトレース・ファイルの表示
  • ログおよびトレース・オプションの設定
  • 端末の表示を確認することによる重要データである可能性のあるデータの表示、トレース設定の変更、既存の接続の終了、トレース・ファイルのダウンロード。
デフォルトでは、ZIETransAdministrator 役割は"「すべての認証済み」"ユーザーにマップされています。
HATSOperator
この役割は、重要データである可能性のあるデータにアクセスできない点を除いて役割 ZIETransAdministrator と同等です。この役割が設定されているユーザーは、端末の表示のトレースを使用可能にすることができません。また、トレース・ファイルもダウンロードできません。
ZIETransMonitor
この役割では、ユーザーが重要データ以外のデータ (アクティブ接続、接続プール、ユーザー・リスト、およびログなど) だけを表示できます。この役割が設定されているユーザーは、設定 (ライセンス管理設定、ログおよびトレース・ファイル・オプション、端末の表示の設定など) の変更と、トレース・ファイルのダウンロードを実行できません。
ユーザーまたはユーザー・グループへの役割のマッピングは、WebSphere 管理コンソール を使用して実行されます。

WebSphere アプリケーション・サーバー V6.x の場合、適切な ZIETrans 役割について、「セキュリティー・ロールをユーザー/グループにマップ」パネルで「認証済みすべて」オプションに必ずチェックマークを付けてください。WebSphere アプリケーション・サーバー V7.x および V8.x の場合、適切な ZIETrans 役割について、「セキュリティー・ロールをユーザー/グループにマップ」 パネルの「特殊サブジェクトのマップ」ドロップダウンを使用して、「アプリケーション・レルム内の認証済みすべて」オプションが選択されていることを確認してください。