ZIETrans アプリケーションが機能する仕組みについて

この章で説明するカスタマイズ手法の目的と、それらがどのように機能するかを理解するには、まず ZIETrans アプリケーションがどのようにホスト画面を処理して GUI に変換するかを理解する必要があります。ユーザーが ZIETrans アプリケーションにアクセスするときは、WebSphere® アプリケーション・サーバー 上で稼働している ZIETrans アプリケーションに要求が送信されます。ZIETrans アプリケーションは要求をホスト・アプリケーションに転送し、ホスト画面を受け取ります。ZIETrans アプリケーションは、ZIETrans プロジェクトで作成されたカスタマイズを使用してホスト画面を変換し、その変換をユーザーに送信します。ユーザーが ZIETrans アプリケーションと対話するときは、毎回このプロセスが繰り返されます。

ZIETrans アプリケーションは、ルール・ベースのアプローチを使用して、各ホスト画面の変換方法を決定します。ZIETrans アプリケーションには、ホスト画面の突き合わせで使用する基準を指定する画面イベント (画面カスタマイズと画面組み合わせ) のリストを含めることができます。画面イベント各には、一致が検出された場合に実行される アクションもリストされます。ZIETrans アプリケーションは、各ホスト画面を画面イベントの順序付きセットと比較して、 最初の一致が検出されると指定されたアクションを実行します。個々の画面ごとにホスト・アプリケーションからの変換方法を指定する必要はありません。ホスト画面に一致する画面イベントがない場合、ZIETrans は、画面アプリケーション・イベントが一致しない場合のために定義されたアクションを実行します (デフォルトでは、デフォルト変換を適用します)。詳しくは、画面イベント での作業を参照してください。